2010-01-01から1年間の記事一覧

魚雷の本枯れ中華そば

小石川のラーメン店、魚雷の本枯れ中華そば。 日本そばを思わせる、上品なカツオだし主体のラーメン。コーヒーサイホンを使って、鰹節の風味を加えているのだとか。 中央の菜っぱの上に載っているのは、煮干しだしなどのエスプーマ(泡)。麺も上品で、こち…

火風鼎のチャーシューメン

白山のラーメン店、火風鼎のチャーシューメン。 麺は手打ちで、太さはあえて不ぞろいでデコボコにしてあります。このデコボコが、麺をすするたびに、面白い食感を生みだしています。手打ち麺にしては、加水率は低めで歯切れがよく、デコボコの表面の効果もあ…

喜楽々のそぼろ大根飯

東川口のラーメン店、喜楽々の2010年12月の今月のご飯は、そぼろ大根飯〜aomori生姜味噌かけ〜。 モチーフは青森おでん。ご飯の上に、おでんの大根がどーんと乗って、生姜味噌、肉そぼろが添えられたもの。暖まる一品。大根は、スプーンで崩して、ご飯と混ぜ…

中本池袋店の濃厚北極辛さ2倍

記事にするのが遅くなりました。中本池袋店9周年を記念した2011年11月26日の限定メニュー、濃厚北極辛さ2倍。 濃厚な動物系スープをベースにした北極ラーメン。辛みのあとを、甘みと強い旨みが追いかけて、充実の食べ応え。 スープの粘りと、唐辛子の量が半…

インシテミル

ほめている人がいない映画化。実際あまりほめるところもないのですが。 活きのいい魚のような原作小説から、大骨、小骨をすべて取り去って蒸した料理のようです。本格スピリットや、ミステリ読みが喜ぶキモが、すっかり抜け落ちています。大衆受けを狙ったの…

インシテミル

米澤穂信の長編ミステリ。再読。 米澤穂信の青春ミステリといえば、青春のただなかにいる切実さと、それを冷静な目で見る批評性が同居しているところが、大きな魅力ですが、これはそれのクローズドサークル版です。吹雪の山荘のただなかにいる切実さと、吹雪…

今月のまんがくらぶ

まんがくらぶ2011年1月号の感想 『有閑みわさん』 たかの宗美 「お互いの家はマズイね。不倫だと思われる」「あッ ラブホはどう?」全く理解できない会話。時空が歪む不自然さ。 『せんせいになれません』 小坂俊史 「時のマジック」 古新聞を仕込む時間があ…

今月のまんがタイムオリジナル

まんがタイムオリジナル2011年1月号の感想 『恋は地獄車』 瀬戸口みづき 弁当を公園の鳩にやるのは善行なのか、疑問の残るところなれど、面白いからよし。 『ぎんぶら 〜銀河ぶらりと調査隊〜』 安堂友子 新連載。21エモン風味のスペースオペラギャグ。 流行…

今月のまんがくらぶオリジナル

まんがくらぶオリジナル2011年1月号の感想 『リコーダーとランドセル』 東屋めめ こういう方向性のキャラが、いつかは出てくると思っていましたが、ここまで露骨に変態だとは。 『こうかふこうか』 佐藤両々 慶喜さんの退社も近そうな気配。メインキャラが次…

今月のまんがライフオリジナル

まんがライフオリジナル2011年1月号の感想 『しょっぴんブギ』 佐藤両々 緋衣子ちゃんも、モモちゃんも、リア充。ラブラブな緋衣子ちゃんが可愛いです。 「2万5000円」 羽子板はハンナちゃんとメイシン。 「空気」 栗栖と悦二は、カップリング違い。馬場ちゃ…

先月のまんがライフオリジナル

まんがライフオリジナル2010年12月号の感想 『しょっぴんブギ』 佐藤両々 「入った。」 クリスチャンのクリスマスの予定は、礼拝とかなんでしょうか。 「クリスマスイブは」 定もっちゃんも、馬場ちゃんと同様に、自分の欲望に忠実すぎて異性とのチャンスを…

中本目黒店の冷味タンメン(醤油)

中本目黒店の2010年11月の月替わりメニューは、冷味タンメン。味噌、塩、醤油が選べます。味噌、塩と食べたので、最後は醤油で。 基本的には、塩バージョンに近く、炒め野菜が載ります。タンメンベースに、やや控えめな醤油ダレが加わって、最初はまろやかな…

中本目黒店の冷味タンメン(塩)

中本目黒店の2010年11月の月替わりメニューは、冷味タンメン。味噌、塩、醤油が選べます。前回は味噌だったので、今回は塩で。 味噌バージョンが、「味噌タンメン+冷味あん」だったのに対し、塩バージョンは、「湯麺+冷味あん」となっています。中本ファン…

喜楽々の自家製ベーコン飯 〜ハニーマスタードかけ〜

東川口のラーメン店、喜楽々の2010年11月の今月のご飯は、「自家製ベーコン飯 〜ハニーマスタードかけ〜」。 ドラム缶の燻製装置から手作りしたベーコンのソテーにハニーマスタード、たっぷりのネギといろどりのレッドペッパー、さらにはブルーチーズをトッ…

コミティア94

このあいだの日曜日、2010年11月14日は、同人誌即売会コミティア94へ。 寄らせていただいたサークルは、うどん会(寺島令子先生、てらかわよしこ先生)、WATTS TOWER(板倉梓先生)、ジャポニカ自由帳(小坂俊史先生、重野なおき先生)、薔薇とチョップ(矢…

こういう了見 噺家ほど素敵で不安な商売はない!?

新進気鋭の若手落語家、古今亭菊之丞師匠の自伝的エッセイ。 軽妙な語り口で前座、二つ目の修業時代や、真打昇進披露興行の裏話などが描きだされます。興味深い芸談もあり。 すらすらと読めます。読み口の軽快さ、爽快さは、落語の芸風と通じているところが…

せんせいになれません 7巻

2010年11月6日発売の、小坂俊史先生の4コマ漫画新刊。 小学校の先生と小学6年生の子供たちのドタバタ。月刊まんがくらぶでは『ぼのぼの』に次ぐ長寿連載です。リアルの世界ならば、登場人物の小学6年生たちが誕生したころから、連載が続いています。勢いいま…

中本目黒店の冷味タンメン

中本目黒店の2010年11月の月替わりメニューは、冷味タンメン。味噌、塩、醤油が選べます。今回は味噌で。 基本は味噌タンメンで、上に冷やし味噌スープの餡が載ります。さらにネギを散らして。 餡をスープに溶かすと、辛さが3段階くらいアップ。味噌タンメン…

こめぐら

倉知淳のミステリ短編集。「なぎなた」の姉妹編。 やや上級者向きです。というのも(ネタバレ)肩すかし芸の作品が多いから。ミステリをある程度読んだ人たちのほうが、これを十分に楽しめるかもしれません。 とはいえ、『Aカップの男たち』は愉快だし、『遍…

なぎなた

倉知淳のミステリ短編集。『こめぐら』の姉妹編。 倒叙あり、記述トリックあり、フィニッシングストロークありのにぎやかな短編集。シンプルな仕掛けと、楽しい文章、人を食った着想。著者によるあとがきも充実。 『こめぐら』より、まずこちらのほうを先に…

謎解きはディナーのあとで

東川篤哉の連作短編推理小説。 軽快な文体、愉快なキャラクターで描く、高度なフーダニット集。主人公の女刑事は、実は大企業グループのお嬢様。名探偵は、お嬢様の執事兼運転手。ときどき主人に暴言を吐きます。 純粋に「犯人は誰か?」を考えることのでき…

今月のまんがタイムオリジナル

まんがタイムオリジナル2010年12月号の感想 最終回ラッシュ。特に下位打線が大幅入れ替えに。 『球場のシンデレラ』 小坂俊史 「立ち上がれないダメージ」 内野手の桜井さん、江崎さん負傷。児玉さん変顔その1。深田さんは、クールを通り越して人非人。 「…

今月のまんがくらぶオリジナル

まんがくらぶオリジナル2010年12月号の感想 『私のちょい足しグルメ』 企画ページ 「小坂俊史」 フライドオニオンやフライドガーリックの代替品かな。肉抜きカレーは、いしいひさいち『バイトくん』でも、定番のネタですね。 「ひらふみ」 うまそうだなあ。…

今月のまんがライフオリジナル

まんがライフオリジナル2010年11月号の感想 『おうちがいちばん』 秋月りす 「子供の大志」 ひわちゃんは、どんぐりを植えるのが好きな少女。以前にも拾ってきたどんぐりを、ゆでられたことがあったような。 「衝撃の告白とおでん」 さすがは姉妹。息の合っ…

今月のまんがくらぶ

まんがくらぶ2010年12月号の感想 『父派なわたしじゃいけません』 渡辺圭祐 キャラのディフォルメが固まってきましたが、小学生、高校生、大人の見分けがつきにくくなっています。 『せんせいになれません』 小坂俊史 単行本発売記念2本立て、その1。 「す…

先月のまんがくらぶ

まんがくらぶ2010年11月号の感想 「男女共学の学園を舞台にしながら、ほおっておくと女子しか出てこない漫画」といえば、まず『あずまんが大王』が頭に浮かびます。初めて『あずまんが大王』を読んだときには、描きたい対象しか描かないという潔さに、感心し…

中本目黒店のピリッポロラーメン

中本目黒店の2010年10月の月替りメニューは、ピリッポロラーメン。 味噌タンメン+αくらいの辛さのラーメンの上に、北極肉、もやし、白髪ネギ、ネギ、半熟煮卵。具だくさんで、いろいろな食感が味わえます。北極肉は、具材でもあり、調味料でもあり。北極肉…

中本目黒店のRe-Mix

中本目黒店の2010年10月の土曜日限定メニュー、Re-Mix。 中本流とき玉子ネギラーメンです。辛味噌スープには溶き卵と玉ねぎ、豚肉がはいって、トッピングには白髪ネギがたっぷりと。辛さは味噌卵麺レベルかな。 ちょっと大衆向けの中華料理店のメニューっぽ…

喜楽々の五目とろろと肉つけ麺

東川口のラーメン店、喜楽々の2010年10月の今月のご飯は五目とろろ。 見た目も味も、まさに田舎料理。とろろ汁のなかに、ニンジン、レンコン、鶏肉、シイタケの煮たものが入っています。ふつうとろろ飯というと、さっとかっこむ料理ですが、こちらのご飯は、…

今月のまんがタイムオリジナル

まんがタイムオリジナル2010年11月号の感想 『らいかデイズ』 むんこ 「それっぽいのを言ってはみたが」 登場人物全員、目が同じというのがちょっとシュール。 「スイッチ」 八鹿さん。カメラ関係の名前。 「イナゴ」 自家製の佃煮か。生のイナゴはどうやっ…