今月のまんがライフオリジナル

まんがライフオリジナル2011年1月号の感想


『しょっぴんブギ』 佐藤両々
 緋衣子ちゃんも、モモちゃんも、リア充。ラブラブな緋衣子ちゃんが可愛いです。
 「2万5000円」 羽子板はハンナちゃんとメイシン。
 「空気」 栗栖と悦二は、カップリング違い。馬場ちゃんも、栗栖ちゃんの想い人についてはわかっていますからね。自分のことは全くですが。
 「1月1日」 1コマ目右は誰だろう?


『Medigirl』 道端千揺
 「手袋」 医学部でも使うのか、この手袋。
 「命名ほじきん君」 貴乃花みたいな顔。死ねばいいのに。と思ったら、ホジキン病というのがあるんですね。悪性のリンパ腫。
 「絶命ほじきん君」 死んだ。


『うちの3ねこ』 松本ぷりっつ
 あまりにもぬるい猫実録。でも、このぬるさが受けて『うちの3姉妹』はアニメ化したわけですから、大衆人気というのは分からないものです。


『にゃんだほーデイズ』 富永ゆかり
 すず≒クロジ、チョコ≒マーブルというのは知っていたのですが、ジロ≒大家さんだったとは。
 次回、クロジとマーブル最終回。最近になって全連載をたたんでしまった富永先生、何があったのか心配です。カムバックを待っています。


『全力委員長』 のしお
 最終回。最終回らしくドラマチック。委員長とNo.2の最終回エピソードとしては上出来。のしおキャラ大集合の作品だっただけに、小山田さんの最終回エピソード、飼育委員さんの最終回エピソード、宮本さんの最終回エピソードも見たかった気がします。


『奥様うでまくりっ!』 野中のばら
 「ビミョーな気分」 北海道、青森の茶碗蒸しには、栗の甘露煮が入るそうです。柱では雑煮の地域差が、作中では茶碗蒸しの地域差があらわに。


『遠野モノがたり』 小坂俊史
 「秋の国冬の国」 タイトル通り、東北新幹線は、まさに季節を旅するのでしょう。
 「機能停止」 むしろ農閑期のほうが、祭りが多くてもよいような気もしますが、それは雪のない地方の考え方なのでしょう。
 「通年の誘惑」 2コマ目、ジャキィィィン、フフフと楽しそう。北国ならでは。地域によっては、反射鏡のついたポール自体もあまり見かけません。
 「幕に歴史あり」 作者はサッカーの決勝戦を観戦しておいて、主人公のなのかさんには、このようなリアリティある驚きを与えているわけで。フィクションのしたたかな力を感じます。
 「はるかなる東京」 農閑期のみどりちゃんに、今後どのような物語が準備されているのか気になります。
 「ウキウキ相殺」 冬の訪れにウキウキと、スノータイヤにヒヤヒヤと。3コマ目、反射鏡ポールが伸びています。
 「冬のサイン」 3コマ目で、あれっと思わせて、4コマ目でアーバンに落とす。都市の風景が新鮮で懐かしく映ります。仙台の風景と、中央線沿線が二重写しに。前作、『中央モノローグ線』は、徹頭徹尾、都市の物語だったのだなあ。
 「聖域の小一時間」 集落の奥の奥の奥にある神社か。女性の宮司さんは普段どんな生活をしているんだろう。田舎の祭祀の、音と暖かさと冷たさと。プリミティブな皮膚感覚のよみがえりを感じさせます。
 「今ごろあいつは」 ひとのデジカメのぞくの大好きって、みんな好きですが。民宿わらべは実在の宿です。座敷童子の目撃談もあり。
 「昨年の糧」 2年目にして冬のプロ。お手並み拝見と行きましょう。