まんがライフオリジナル2018年7月号

まんがライフオリジナル2018年7月号の感想
http://4koma.takeshobo.co.jp/cat04/16518/

『ちいちゃんのおしながき』 大井昌和

 室内でもクーラーが無いと耐えられない季節なのに、屋外で食べるアツアツのモツがとにかくうまいのは何故なんでしょうね。

『みっちゃんとアルバート』 森長あやみ

 風林火山。飛びあがること風のごとく、テント設営するとこ林のごとく、燃えやすいもの火のちかく、帰りの荷物は山のごとし。

『出会ってしまったツルとカメ』 むんこ

 「女のコ」 柱には「亀ちゃん、可愛すぎてたまらない」とありますが、この場面の鶴田くんも相当に可愛い。

『新婚よそじのメシ事情』 小坂俊史

38皿目 誕生日

 「誕生日に焼鳥丼が出た」というだけなのに、これだけのドラマ性。二人で生活しているというのは、こういうことなのでしょう。
 p104で想像した「どんどんいくよー」から、次ページの現実での「どん」「丼」への流れ。

39皿目 とんかつ屋

 「業務用のフライヤーなら大丈夫」ということが、個人経営のとんかつ屋が減っている一因でもあるのでしょう。
 昨今はどの業界でも、個人経営で商売を始めることのハードルがどんどん高くなっていて、それはやむを得ないのでしょうが、社会が痩せてきている感覚はどうしてもあります。
 「うどんかとんかつ」の太鼓の達人感。

小坂俊史×いしいひさいちスペシャルコラボ』

 「この薬品なに?」 ビリディアンは水酸化クロムの色、バーミリオンは元来は硫化水銀(朱)の色。水酸化クロムは化粧品に、硫化水銀は漢方薬に使われることがあるそうです。
 「はだいろ」 カラープリンターと化す池田。朱に交われば赤くなり、シアンに交われば青くなる。問題を糊塗する和泉。

『鬼桐さんの洗濯』 ふかさくえみ

 傘をひっくり返すときの擬音はカサッ。

『埼玉県には何もない』 野広実由

 埼玉県には100階建てビルはもちろん無いわけですが、実際の埼玉県で最も高いビルは、東京から荒川をはさんですぐの川口のタワーマンションであるらしく、さらなる残念感。