奇面館の殺人
- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/01/06
- メディア: 新書
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綾辻行人の長編推理小説。館シリーズ9作目。
吹雪の山荘における顔なし死体。本来なら身元判明が容易なはずの、クローズドサークルの状況下で、なぜ死体の首と指は切断されたのか。仮面の館で、仮面をすることの意味とは。
転がる死体は1個だけと館シリーズにしてはシンプルですが、細部まできっちりと組みあがったパズラーです。
舞台設定にかなりページを割いているため、420ページある作品の250ページくらいまで読んでも、まだ序盤という感じなのですが、終盤の謎解きはさすがの一言。