怪盗クイーン、仮面舞踏会にて
はやみねかおるの児童向けミステリー。「ピラミッドキャップの謎 前編」となっています。
青い鳥文庫では、異例の450ページ強の長さ。でも、仮面舞踏会が始まるのは、300ページを過ぎてからです。あまりバランスが良いとは言えません。
超人的な怪盗クイーンと、師匠の怪盗皇帝、探偵卿たちと、謎の組織ホテルベルリンの、4つ巴の戦いが描かれるのですが、それぞれの背景を描くのにページを使いすぎて、肝心の戦いの場面が、実に中途半端で、なんの決着も付きません。
消化不良で、これで後編に続くと言われても、あまり期待ができません。
怪盗クイーン、 仮面舞踏会にて -ピラミッドキャップの謎 前編- (講談社青い鳥文庫)
- 作者: はやみねかおる,K2商会
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/02/15
- メディア: 新書
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