今月のまんがくらぶ
まんがくらぶ2010年1月号の感想
『もしも主人公の性別が逆サマだったら!?』
企画ページ。でも、男女入れ替えというネタを、4コマ1本で表現するのは無理があったようですね。設定とキャラクターを説明するだけで終わってしまっています。1作品2ページくらいは読みたかったです。
『うちは寿』 小池恵子
千宏くんの話は、本当に楽しいなあ。子供時代の伸び伸びとした心が、活写されていますね。作品によって、白いネタと黒いネタを自在に使い分ける小池先生。
ねんどケシゴムは、今月の『ノンストップおヨメ道』に登場した消しゴムメーカー『ヒノデワシ』さんにも製品がありますね。こちら。 思わぬところで、消しゴムネタがかぶりました。
『まい・ほーむ』 むんこ
おっぱい星人舞ちゃん。
後半の2ページで、大晦日→新年→成人式→節分と、怒涛のラッシュに驚愕。
『せんせいになれません』 小坂俊史
「勝ちすぎた男」 珍しい河田の休日、かと思ったらウィークデーでした。
「笑顔を作るそのひとこと」 3コマ目の河田の台詞は、ブラフなのか、マジなのか。4コマ目の生徒の笑顔は、けっこう子供らしくて純真な印象です。それにひきかえ河田の黒いこと。
「ダメな方へ日々進化」 謎多き西の台小学校の購買部、いまだに全容は明かされず。
「人肌の教室」 利発な菊池くん、ハメられるの巻。利用する河田、利用される池田。生徒も巻き込んで、いつもの構図ですね。冬の理科室の冷たい空気が、懐かしいです。
「5コマに一度親が死ぬ」 河田に踊らされる子供たち。子供が本気を出すと、タナトスに走ります。でも、子供の描いた漫画を親が読んで、ちゃんと自分たちがモデルだとわかったというのは、けっこうすごいことのような気がします。古賀くんは、見られたのが母親で良かったですね。父親に見られていたら、血の雨が降りそう。
「ブラッディサンタ」 1コマ漫画のような1コマ目。和泉ボケの河田ツッコミ×3。
「脱ぎたてサンタ」 鬼の沢口ふたたび。キレのあるオチ。でも帽子はかぶらんでも。3コマ目とタイトルが、前の1本とシンクロしています。
「備えは万全」 大掃除4コマ2組編。宇津井ツッコミ×2。子供っぽい河田。
「お安いもんです」 大掃除4コマ1組編。シビアなタイトル。情けない池田。
「今年もダメだった!! 桃山」 プロフィールが明かされて、ますます深まる桃山の謎。シュールな1本。池田のツッコミもナイス。
「大好きな正月つぶす」 クリスマス近し→大掃除→仕事納めという、きれいな流れ。前の1本が伏線になっています。池田、インフルエンザで新年リセットならず。学級閉鎖になったら、遊ぶ気満々の教師たち。漫画ならではです。
『ひよわーるど』 橘紫夕
今回は、黒かったり、アクティブだったりするもーり。
いっそのこと、コタツから一切出ない回があってもいいかも。『かみちゅ』みたいに。
『コンビニ番長』 ふくた伊佐央
山田と金田、鏡に映っても同じ文字が並びました。
『ゆるめいつ』 saxyun
浪人生活で、はや何度目のクリスマス?
いよいよホラー化が進んできました。
『フタコイ』 久保田順子
ゲスト。二股4コマ。でも、この設定を笑いに転化するのは、かなり難しいような気がします。よっぽどブラックにするなら別ですが。
でも、ほのぼの系な作風の久保田先生による、新たなチャレンジではあるのでしょう。
ストーリー性が高いので、4ページだけだと物足りないけれど、連載になったとしたら、ネタがもつのかな?
『ノンストップおヨメ道』 柘植文
消しゴム版画。フナバさん、講談社をライバル社とよぶ心意気やよし。がんばれ竹書房。
ヒノデワシの消しゴムはんこは、こちら。 掃除用の練り消しも、商品になっていますね。
棟方志功とナンシー関を生んだ青森か、勉強になります。
ハンコ漫画といえば、中島らもの『啓蒙かまぼこ新聞』が有名ですね。
- 作者: 中島らも
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/08/28
- メディア: 文庫
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