今月のまんがライフMOMO

まんがライフMOMO 2012年7月号の感想


『ちとせげっちゅ!!』 真島悦也
 「強いぞお父さん」 アニメ化が決まったのに下ネタがすぎる。
 「にんべん」 アニメ化が決まったのに下ネタがすぎる。


『崖っぷち天使マジカルハンナちゃん』 佐藤両々
 さかな&ねこは、ゆるキャラなんだ。
 魔法使いたちの総力戦…のはずが、アパートの隣人最強。近所迷惑にならないように戦います。
 まあトウメイの目当ては最初からキセイ姫なんだろうなあ。でもって、王子のことは知らないが、行きがかり上、キセイ姫のことは守るというハンナが、いよいよヒロインに。


『(仮)メイド喫茶マンドリル』 碓井尻尾
 単行本1巻発売ということで、まんがライフWINからゲスト。「現役女子高生メイド喫茶4コマ」というまるで天国のようなジャンルからは、およそ想像のつかない、地獄のような漫画です(すごくほめてます)。単行本もすごくおすすめ。
 ゲスト回でも、乙女が漢で、漢が乙女という、入り組んだ設定をきちんと説明。
 修羅とか羅刹とかいう言葉が似合います。碓井尻尾先生は、佐藤両々先生とならぶSM4コマ漫画の第一人者ですね。



『青春甘辛煮』 碓井尻尾
 マンドリルのゲストに合わせて、テーマはコスプレ。
 「ナイスバディ」 胸の格差社会になるメイド服。藤堂ちゃんに比べて明らかに胸がない沖田ちゃん。
 「謎の祭」 2コマ目のカタツムリがかわいい。4コマ目、芹沢主将、竹刀でいったー!
 「ハウス」 斬新なコスプレ。というか、江戸時代の刑罰みたい。さらしもの。やはりSM4コマの第一人者。


『イヴ愛してる』 伊藤黒介
 ミステリーの世界にも、サイモン・アークという2000歳の不死のキャラクターがいます。エドワード・D・ホックの作品に登場します。
 ホックがすごいのは、このキャラクターを使って、50年間もリアルタイムで作品を書き続けたこと。時代背景が移るのに、年を取らない主人公は、まさに不死でした。


サイモン・アークの事件簿〈1〉 (創元推理文庫)

サイモン・アークの事件簿〈1〉 (創元推理文庫)


『わびれものゴージャス』 小坂俊史
 1ページ目下の「割と好評で発売中」に笑う。絶賛でなくても、できればロングセラーで売り続けてほしいものです。
 午前中の国技館序ノ口からの大相撲。
 早い時間からの大相撲は、技量審査場所のネット中継で、初めて見た人も多かったでしょう。でも、がっかりした外国人グループの存在とかは、実際に行ってみないとわかりませんね。
 プロ野球の2軍戦とも通じるわびれ。ただし、1軍へ行ける割合は、大相撲のほうがずっと少なそうです。でも、プロ野球では芽が出ないまま20年ということはありませんし、それぞれの世界には、それぞれの厳しさがあるのでしょう。
 スズキ編集長へのアラフォー発言が、アラフォー力士登場の伏線になっているあたりは、細かい構成。
 それにしても、10時間というのは、見るほうにとっても試練。マス席よりは、椅子席のほうが、まだ楽なのかも。
 最終ページの柱、福井県賞のトロフィーは、梅干しがびっしり。それだけでも圧倒されますが、これとは別に福井梅1tも贈られるそうです。
 幕の内で優勝したときの賞品は、このほかにも、米30俵、温泉卵1万個、静岡茶体重相当分、ポンジュース1500本、清酒大関4斗樽、宮崎牛特選肉1頭分、グリーンアスパラガスとバター4t、宍道湖特産ヤマトシジミ1t、干し椎茸などがあるようです。シジミ1tとかは、どういう贈られ方をするんだろう。


『まけるな!鯉太郎』 石田敦子
 新連載。球団擬人化。斬新なレイアウト。
 残る横浜DeNAくんと中日くんが気になる。横浜くんはダメ人間で、中日くんはある意味で最強キャラなんだろうけど。