まんがくらぶ2016年3月号

まんがくらぶ2016年3月号の感想
http://4koma.takeshobo.co.jp/cat01/8467/

『有閑みわさん』 たかの宗美

 最初のページのカレンダーが、平成二十六年になっているミスあり。違和感がないから、気づきにくいですね。

『思春期コーヒードリップ』 裕木ひこ

 コーヒーに関する情報が、キャラクターの描写につながっているあたり、達者だなあと思います。登場人物も、みないい人そうだし、雰囲気のいい喫茶店

『せんせいになれません』 小坂俊史

 「見通しが甘かった」 木曜夜に出発するのは面倒だった模様。
 「そうだったのかー」 登場回数は少ないが、萌えのチャンスは逃さない月山朋恵。今回はギャップ萌え。
 「よそ見人生」 トイレの間に大事なことが起こる不運よりも、大事なことの最中にトイレに行きたくなる不運の方が、より重大である気がします。
 「言ってやらんからな」 和泉の髪はアッシュに染めていたのか。17年目にして知る真実。そういえば、ヤマトナデシコって、宇宙戦艦と機動戦艦ですね。
 「可視化」 「趣味悪いねえ」と言っている和泉も悪い顔をしている。さすがに手渡しをするカップルはいないのか、と思いましたが、あの下世話な4人のいる西の台小学校では、オープンにはできないですね。
 「花の老後だ!! 桃山」 桃山であれば、地球を亜光速で移動させ、全人類にウラシマ効果をもたらすことも不可能ではない… のか?
 「もはや才能だ」 あの河田と池田をあきれさせるという才能。

『麻衣の虫ぐらし』 雨がっぱ症候群

#02 セイヨウオオマルハナバチ
 マザーグース殺人の『そして誰もいなくなった』だけでなく、国内にも、直接的にマルハナバチにからむミステリー短編がありますね。あと、『くまのプーさん』作者のA. A. ミルンも、ミステリー『赤い館の秘密』を書いていたりします。

赤い館の秘密 (創元推理文庫 (116-1))

赤い館の秘密 (創元推理文庫 (116-1))

『鳩子のあやかし郵便屋さん。』 雪子

 今どき冷蔵ケースを使っていない魚屋さんがかもしだす異界の入り口感。

『迷走乙女日記』 小池恵子

 上方落語に『夢八』という噺があって、夢のなかで夢を見て、そのなかでまた夢をみて、という状況で、ろくに仕事もできない八兵衛さんが登場します。
 小遣い稼ぎのために「つりの番」を頼まれた八兵衛さん。長屋に閉じ込められて、一晩中、首つり死体の番をさせられることに。さらに、なぜか通りかかった化け猫の霊力で、死体がしゃべりだして… というふんだりけったりのストーリー。

『トラロッコ』 えのきづ

 パーフェクトボックスのキャラとしての魅力が高まった回。大学生漫画なので、たぶん、ゲームハード的には、これ以上の時間経過はないでしょう。その意味でも、節目となるエピソード。マスターとパーフェクトボックスの百合的展開も妄想されます。