天外消失
ミステリーアンソロジー。全14編。
名作、異色作を集めたことで、ミステリー読みには良く知られた伝説のアンソロジー『37の短編』から、入手が困難な14編を収録したもの。
『37の短編』が出版されたのが1972年ですから、昔の作品が多く、経歴の分かっている作者は全て故人なのですが、現代にも通用する、ひねりの効いたバラエティ豊かな作品が集められています。収録作のうち、『天外消失』『女か虎か』『最後で最高の密室』は既読でした。
ターザンものあり、メタフィクションあり、ホームズのSFパロディあり、フーダニットあり。
個人的に好きなのは、ファンタジックで、ひねくれた設定の正統派フーダニット、『探偵作家は天国へ行ける』です。
- 作者: クレイトン・ロースン,フレドリック・ブラウン,ジョン・D・マクドナルド,ジョルジュ・シムノン,他,早川書房編集部
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/12/10
- メディア: 新書
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