まんがライフオリジナル2016年7月号

http://4koma.takeshobo.co.jp/cat04/9446/

『よっけ家族』 宇仁田ゆみ

 幸人くんのシャツが『うなぎドロップ』だ。

『新婚よそじのメシ事情』 小坂俊史

 7皿目 袋ラーメン
 袋ラーメンの話から、「手間と愛」の話へ、そして漫画論へと至る。料理の「手間と愛」へのカルチャーショックから、漫画の「手間と愛」を問い直す旦那の真摯さ。でも、「手間と愛」は、受け取る相手がいればこそ、ですね。
 1ページ目。ラーメンのインパクトを表現するために、左上から右下の対角線で、旦那のキャラが縮小されていく。
 ラーメン丼のなかに結婚の深淵を見て、冷やし中華の錦糸玉子に驚愕する。確かに、独身男子は、冷やし中華のために、卵1個で錦糸玉子は作らない。
 ファミレスでのネタ出しでの場面。3コマ目のひねりと、4コマ目の2つ目のセリフを検討しているのが、まさに錦糸玉子を焼く行程ですね。

『せんせいになれません 宣伝編』 小坂俊史

 自虐ネタと見せかけて、全ての新人賞審査員にプレッシャーを与える。いい意味でも、悪い意味でも、言われたほうは、一生忘れませんからね。

『今日のノルマさん』 ふかさくえみ

 映画『心が叫びたがってるんだ。』を思わせる展開。

『願いましては』 碓井尻尾

 「お前だ」 きちんとエプロンをつけて、髪もまとめて、自然に料理を手伝っている万里に、スペックの高さを感じました。

『神域聖地霊場ウォーカー』 カラスヤサトシ

 2012年出版の本を読んで出かけた先に、カラスヤ先生のお父様が同行していて、時空の歪みを感じました。2008年発行の『おのぼり物語』では、カラスヤ先生のお父様の他界が描かれていたので。