叫びと祈り


叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)

叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)


 梓崎優の連作短編推理小説
 雑誌記者が世界各地で遭遇する不可解な事件。砂漠のキャラバンでの連続殺人、風車の丘での消失事件、修道院の腐らない死体、エボラ出血熱禍の中での連続殺人など。
 グロテスクな動機と大胆なトリック。山口雅也の『生ける屍の死』と通底するテーマを感じます。
 舞台の多様さと、動機の独創性はミステリ史に残るかもしれません。