2008-08-20 妃は船を沈める 読書 有栖川有栖の長編ミステリ。とはいえ、実際のところは、登場人物が重なる中編ふたつの連作となっています。 「猿の左手」では、ウィリアム・W・ジェイコブズの「猿の手」を巡る議論が、事件の真相を照らし出す構図が面白かったです。 「残酷な揺り籠」では、地震という突発事項が、犯人の犯行計画を、いかに狂わせたか、という点が面白かったです。 妃は船を沈める作者: 有栖川有栖出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/07/18メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 41回この商品を含むブログ (89件) を見る