まんがタイムオリジナル2016年7月号
まんがタイムオリジナル2016年7月号の感想
『みつめるっ!上野さん』 中邑天
現代アートに、タイトルやキャプションは不要ではないか、というのは一理あります。ただし、作者名を示すことは、必要性が高そうです。便器のオブジェや、スープ缶の絵がアートとして成立するのは、「誰がそれを芸術とみなしたか」が鍵になるからです。
『ぎんぶら』 安堂友子
カラーで読みたかった。この話の後が、すぐにカラーページというのは、偶然でしょうが、意地の悪い台割です。
昔の『こち亀』が、巻頭カラーのときに、発想が似ている回がありました。特定の色が大好きなキャラの、好きな色一色の部屋が、次々と登場して、単行本ではどうなるんだ、とツッコミが入っていました。
そうだ。単行本化も、是非お願いします。お願いします。
『おかん』 小坂俊史
「追いかける楽しさ」 お金がいっぱいあって、オークションに参加している感じなのかな。
「穴場競技」 将棋などでタイトルを取りすぎると、防衛戦の連続で疲弊するのに近いのかも。
「すまんこれで限界」 ある意味で、ラーメン屋の美味さを数値化する指標。「うちは1杯の量が多いんです」という言い逃れはできそうですが、将来的には首を絞めそう。
「二世代の夢」 横綱が引退して、親方になる流れ。
「素人とは思えぬキレ」 漫才なのに、前半はフリップ芸。
「猛特訓の日々」 谷岡ヤスジの漫画だと、ムジ鳥が「アサー」「ヨルー」「アサー」と言いそう。
「去年はぶっちぎり」 たぶん、大会のマラソンのタイムが伸びていくより、大会の「ユーモア部門」がエスカレートしていくほうが、ずっとスピードが速い。
「げすのきわみ」 出題者が誰なのかも気になります。
「ものの10日で」 どこの主催のダイエットコンテストかは知りませんが、完全にダイエットのネガティブキャンペーンになっているよなあ。
「叶わぬ再戦」 勝負には負けたが、大会を再起不能に叩きのめす。
「バランスも考えて」 ノルディック複合的な。