まんがライフ2016年4月号

まんがライフ2016年4月号の感想

『うしろのご先祖さま』 勇人

 検事になるときは、きちんと胸にヒラヒラを付けるシオンちゃんの律儀さ。

『化野さんはすでに死んでる』 晴瀬ひろき

 デュラハンが、胡桃ちの先生の新連載とネタかぶり。同じモンスタージャンルとはいえ、まさかこんなマイナーなものが、かぶってしまうとは。
 デュラハンという名前はFF3で知りましたが、ビジュアルは、マジンガーZのブロッケン伯爵でおなじみでした。

お姉ちゃんが来た』 安西理晃

 13歳とは思えない朋也のハイスペックもさることながら、全方位に踏み台になる美鶴の万能ぶりもたいしたもの。

『紡木さん家の場合』 碓井尻尾

 そのとき彼らは気づかなかったのです。おひな様になりたいという素直な心が、お嫁さんになりたいという幼い願望に、容易につながり得ることに。
 箱にリバーシとあっても、オセロと呼んじゃうのは、どのくらいの世代から上なのだろう。

『白衣さんとロボ』 柴

 p110左 ロボットの反乱。ロケットパンチのギミックは70年代的だが、ロボのデザインは50年代的。白衣さんって幾つだ?
 p111右 ロボの台詞のみだが、愛の物語としてのドラマ性あり。
 p112右 コンピュータ制御の機械作動式ソロバンという迂遠なテクノロジー
 p112左 エアクッションのロール形状から逆算されたトイレットペーパーの必然性。
 p113右 名詞の羅列のなかにも、蕗の薹を取りに行って、帰って、天ぷら(?)が出来て、といったストーリー性が感じられます。
 p113左 2コマ目の「あたたかく」が伏線で、4コマ目の「寒気」が生きる仕掛け。

ぼのぼのs』 いがらしみきお

 「いっしょになるって言ったじゃない」「オレがいつそんなこと言ったよ」という会話、シマリスくんの介護問題、スズメの毒殺。漢字にふりがなのつく漫画でも、いがらし先生はガチ。