まんがタイムオリジナル2015年6月号
まんがタイムオリジナル2015年6月号の感想
『ラディカル・ホスピタル』 ふらのあゆ
ゆうきゆう先生の漫画を読んでいるような錯覚が。
『らいか・デイズ』 むんこ
問題を相対化し、客観視するのを助ける友人が、次々現れてくるのには、寓話的な味わいがあり。
『電車のお姫様。』 永吉たける
ネタバレになるので名前は出せないが、某ミステリー作品をほうふつとさせる。
『おかん』 小坂俊史
「写真はウソじゃない」 アナと飯の総量。海上に出ているのは氷山の一角、というのを連想。
「みんなでがんばろう」 バクチで負けた後で「二度と負けない、次こそは」と、のめりこむタイプ。
「えらい店できちゃった」 再起動が速い店。再起動が速い客。
「君がいてこそ」 追加ライスは高額だったりするのでしょうか。
「お見通し」 強敵(おかん)の動向にあわせて、店が戦略を変える。推理小説における後期クイーン的問題を思わせます。後期クイーン的問題のひとつに「探偵が捜査に参加することを前提として計画された事件が起きるケース」というのがあるのです。
「無上の打ち切り」 せめて剣道スタイルであったなら。
「その一瞬を永遠に」 3コマ目の見上げる視線が伏線。
「すり抜ける報酬」 つかみ取り後の100円玉の洗浄が大変そう。
「そんな余裕なかった」 実は、これまでの大食いチャレンジでも、「おいしくない」ことが隠れた障害になっていたのかも。
「中年をカモに」 年齢とともに、店をカモにする生活から、客をカモにする生活に移行するしたたかさはあるものの、根本の部分で生活が破綻している。