まんがタイムオリジナル2015年1月号

まんがタイムオリジナル2015年1月号の感想
http://www.manga-time.com/link/data/magazine_09.html

『小森さんは断れない』 クール教信者

 個人的には、この作者の作品では、登場人物は、生きているキャラクターとしての性格より、作者の手駒としての役割が大きいように感じています。
 従って、今回のラストでも、小森さんがどうなるかという心配よりも、作者が何をしようとしているかのほうに、どうしても意識が向かいます。

らいか・デイズ』 むんこ

 「そうなのか」「続・そうなのか」 集中線マジック。

『満開!Sister』 東屋めめ

 武士が急成長したと思ったら、次回最終回。イタくない武士バージョンも、もう少し読みたかった気がします。

『たよスポ!』 王嶋環

 取材は大変だったでしょうが、いろいろと勉強になります(現実世界レベルのほうの話)。電子メールが無いころは、新聞記者は大変だったろうなあ。

『おかん』 小坂俊史

 「純粋サプライズ」 見世物的なエンターテイメントとして、おかんを遇する商店街。
 「10年前の話です」 なんとも平和な「問題になる」。
 「あいかわらず」 中学生が酒屋におつかいに行けた時代。フリースタイルの酒屋。
 「それっぽかったのよ」 「店長」になるチャンスも逃さない勢い。
 「25年前の話です」 ゲタ箱に入れても、多分あと25年は読まれない。
 「燃える展開」 中学生がガラスを割ったり、ゲームセンターで散財したりした時代だったんですね。
 「つごうのいい男」 相川くんという存在は、一つ上の領域にシフトして、ただの概念に成り果ててしまった。
 「ダブルノックダウン」 相川くんと父は、娘のなかでは同ランク。でも、娘は別に父が嫌いなわけではない模様。もしかすると、ダメ男好きの血を、母から継いでいるのだろうか。
 「なんだろうこの気持ち」 昔の男について妄想する楽しみ。それを引き裂こうとする楽しみ。うん、くだらないことを楽しめているという意味では、人生を謳歌しているね。
 「ついたあだ名がカメレオン」 漂泊の父の、漂泊の中学生時代。
 「何をやらかした」 いったん酒屋を継ぐことを決めた経緯も、なんだかろくでもなさそう。

『ぎんぶら』 安堂友子

 「ヘルシー惑星?」 乳酸菌飲料の自販機や、ノンフライのスナックを売っているあたりからも、お菓子系への執着が消えていないことが分かります。