まんがくらぶ
まんがくらぶ2014年12月号の感想
『数学女子』 安田まさえ
まなちゃん大学院合格。まなちゃんの努力が結実した瞬間でもあり、キャリアの浅いころから5年間で、とうとうここまで作品を描き上げた安田まさえ先生の努力が結実した瞬間でもあります。
『数学女子』の連載自体は大学卒業で終わる模様ですが、この場所は、まなみちゃんにとっても、作者にとっても、通過点に過ぎません。将来に幸あれ。
『せんせいになれません』 小坂俊史
「文句なし」 生徒にも、先生にも、一芸が要求される西の台小学校。コンビニくじ5回だと3,500円以上の買い物をした計算に。ぬいぐるみを当てなくても、家に置きに帰りたくなる量。
「掘ればいくらでも出てきます」 アリ殺しで有名な5年の吉田さんは、『サナギさん』のマナミさん的存在か。「踏むね。」
「トリック」 トリック オア トリートが、フード オア デスに。
「溜まっているらしい」 本質を伝えようとして、本質を逸脱していく。具体的には、4コマ目の右下のほうで。
「机上の家庭科」 「華盛ごはん」はナイスネーミング。しかし、華盛ごはんには、海産物が載っているのと、載っていないのがあります。載っている方は華ですが、載っていないほうを、無条件に華としていいものかどうか。「貧民華盛」みたいなスラングが生まれそうです。ハムステーキの新しい呼び名は、「ロースハムロースト」とか如何でしょう。
「変わりゆく世界で」 いろんなものが変わっていく時の流れを経たオトナのほうが、生徒たちよりコドモ。
「ルールも覚えてね」 2〜3コマ目の記述トリック。古賀は大きな戦力だからなあ。田辺くんとかだったら、すぐに交代になったかもしれません。
「伝統文化だ!! 桃山」 3歳児、5歳児、7歳児たちが、火の輪くぐりをしている図を想像したら、なんだか泣けてきたよ。
「6時限目の算数」 需要と供給?なんか違うか。
『2コマ堂』
優秀賞作品、パンツとくつ下の中から菓子を没収したとして、それをどうしたいんだろう、というところまで含めて面白い。なにしろ池田のパンツの中ですからね。
1:カボチャを馬車に変えましょう 2:そんなゼイタクなものはない 3:ガラスのパンツに変えようか
1:ハロウィンパーティーにようこそ 2:オニのコスプレということで 3:とりつくろう意図!
1:トリック オア トリート 2:菓子などない 3:とりつく貧乏神!
という作品を送って、いずれかが佳作をいただきました。
『トラロッコ』 えのきづ
先輩、佐伯くんの苦労を知るの図。年下好きに反応し過ぎな先輩がラブリー。しかし、テレビが無いとゲームができないゲーム機の屋外バッテリーって、どういう用途を想定して商品化されたんだろう?
『俺んちのぐとこ』 渡辺圭祐
ラブコメ展開をするとき、必要以上に照れないのが、作者のいいところですね。