まんがライフMOMO 2014年12月号

まんがライフMOMO 2014年12月号の感想
http://4koma.takeshobo.co.jp/cat05/6335/

『晴れのちシンデレラ』 宮成樂

 「涙」 ここの1コマ目と4コマ目の印象が、次の展開の伏線に。
 「いろいろしました」 いろいろしたとしても、あたるの高スペックに眩暈が。

『ゴーゴーダイナマイツ』 小池定路

 4コマのコマ割りを守って、スポーツを描くのは難しいなあと実感しました。サッカーは横にボールが動くのに、4コマ読者の視線は常に下のコマに向かわざるを得ません。ボールを蹴り出した先に視線は誘導されるのですが、そこにコマを配置できない辛さ。
 チームとしてのチアリーディングを描く場合には、普通のコマでは、全体像を表現するのに小さすぎる懸念があります。要所に大ゴマを使うなど、工夫はされるのでしょうが。

ロボ娘アーキテクチャ』 山東ユカ

 自分で撮影した神社の写真を加工して背景にしているのですが、撮れた背景写真にあわせて作画をしているため、キャラが小さくなったり、構図に制約が生じてしまったりしている傾向があります。

『そやかてええやん』 険持ちよ

 「実在する団体や人物とは関係ありません」と書いておきながら、映画泥棒、日本エレキテル連合オール巨人が思いっきり出ている大胆さ。なぜか、ふなっしーだけはモザイクですが、偽物が逮捕されたりしたからかな。
 映画泥棒自身は、著作権なんかどうでもいいと思っているだろうけど、その背後にいる団体は、きっとすごく著作権にうるさいぞ。

『ヘンゼルグレテル』 七花

 兄が標準語で、妹が関西弁というだけで、なんだか複雑な家庭という気がします。
 優しい魔女が、一人で深い森にいたのは寂しいけれど、この性格で街に出ていても、きっと苦労しただろうな、とも思います。

『初恋シンドローム』 瀬戸口みづき

 ブッフ・ブルギニョンのブルギニョンは、ブルゴーニュ風の意味。そして、ブルゴーニュ地方では、ブッフ・ブルギニョンのつけ合わせにマッシュポテトを添えることが多いそうなので、ジャガイモを使っても、あながち間違いではない。

『青春甘辛煮』 碓井尻尾

 目が見えなくても、男前と言われるほうを選ぶ。剣道と巨乳に関しては、心の目で見えるようだし、剣道と巨乳以外の分野に関しては、ほぼ生きる価値の無い男だし、考えてみれば当然の選択か。

『お菓子なふたり』 大場玲耶

 このタイトルで『お菓子な片想い』を思い出す年季の入ったMOMO読者。