まんがくらぶ2014年1月号
まんがくらぶ2014年1月号の感想
『父とヒゲゴリラと私』 小池定路
小学校の中学年になれば、子供のほうがボタンの付け方を家庭科で習うのでしょうが、人生の中で手芸スキルが必要なのは、子供が幼稚園から小学校の低学年までの間という、もどかしいままならなさ。
ゆりか→草原ラインの裏で、着々と築かれる、つかさ−草原、ゆりか−日野ライン。
『せんせいになれません』 小坂俊史
「計算外の出来事」 実はこれ、ひっかかる人が多そうな問題。スピードが4割増では、時間は4割減(6分)とはなりません。帰りに要した時間は、10分÷1.4≒7.1分です。寝ていた時間は、46.9分。3コマ目、ネクタイだけ外して寝ているのが、ちょっと色っぽい。
「かりそめの仲間」 この二人が手帳なんぞを使うのは、忘年会シーズンだけかも。
「生きた手本」 マラソンをサボりたいだけの生徒が、マラソンへの備えさえサボる保険医に、かなうはずもなく。
「欠席裁判」 タイトルがダブルミーニング。犯人(池田)のいない職員室、犯人(河田)のいない6年1組。
「ビターとスイート」 岡部、古賀、戸田の3バカも、女子にモテたいんだ。そりゃそうか。でも、この作品で、そういう色気を出すのは、けっこう珍しいかも。
「しかもペンで一発書き」 二学期末のために、一学期から「丁寧に」準備する。子供は、通知表をじっくりとは見ないものなあ。カリグラフィー。カリグラフィーのアリエッティ。
「やさぐれ同士」 クリスマス撲滅集会は、男子のみでやるか、女子のみでやるものでは。広島大の学生が、町中の饅頭を食いまくるようなやつ。男女混合ならば、価値観の共有はすでにあるわけで、第一関門はすでに突破している状態なのか。
「秘密を知ってるぞ!! 桃山」 きちんとベスト10につきあおうとしている池田が優しい。そんな池田だから、巻き込もうと思ったの。殺戮のゲームに。
「子供でも大人でもなく」 最終作品の、居酒屋縛りかつ職員室縛りが継続中。酒を飲みながらする話じゃねえ。
『2コマ堂』
1: みんなにプレゼントを配りたい 2: 予算がないぞ 3: 親切ならタダだ
1: 東京でサンタの修業をするだ 2: オラも行くだ 3: 都営サンタ線ではないようじゃぞ
という作品を送って、どちらかが佳作をいただきました。都営三田線はローカル過ぎたか。
『マジョ&サディ』 ジョン・チョリン
横書き4コマだと、1コマの中で、ボケとツッコミを延々と繰り返せるという発見。
『シークレット5』 真枝アキ
たしかにパパラッチにしてはカメラが小さい。