まんがくらぶ2014年6月号
まんがくらぶ2014年6月号の感想
『父とヒゲゴリラと私』 小池定路
舞台が北海道なので、6月号で花見。
「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」と考えないところが、ゆりかちゃんのいいところでもあり、欠点でもあり。
3人で桜の下をただ歩いていくだけなのに、つかさちゃんの心の動きはドラマチック。一生忘れないような。
『天使の事情』 神仙寺瑛
みんなが少しずつ成長しての最終回。
『トラロッコ』 えのきづ
押しかけ女房×2 vs絶食系男子。
『ゆるめいつ』 saxun
「シリアス」 3コマ目と4コマ目の間に時間の経過を挟む。この作品では珍しいパターン。
『せんせいになれません』 小坂俊史
「遊牧教室」 しびれをきらした生徒たち、宇津井、沼倉のリーダーシップに従う。生徒たちの向学心は、なかなかに素晴らしい。
「少年少女」 河田の乙女回路。ザンク、チッチは麻雀用語。ザンクは3,900点、チッチは7,700点。チッチと言えば、「少年探偵チッチ」という漫画も登場しました(3巻57ページ)。2コマ目のフランクな河田は、少年漫画に影響された姿だったか。
「こんなのばっかりなのよ」 うん、男子女子関係ないね。
「2015年リニューアル予定」 消費税50%の世界って、地獄絵図みたいに感じるけど、200円が300円になるだけなんだな。収入が1/3減るだけと思えば、暮らせなくもないな。
「いっそゼロの頃に」 タイムマシンの原理はわからないので、ガワだけ作る。
「盗人たち」 食生活が貧しい池田。人格が貧しい河田。
「それは鮮やかに」 白衣を着て食事をするのは、いろいろと問題あり。白衣はエプロンではないのですよ。オボちゃんにも伝えて。
「そういうルールだ!桃山」 何も生み出さないが、美しい師弟愛。桃山と池田の後ろ姿に、なにか『せんなれ』らしくないほどの美しい余韻を感じてしまいました。
「敵か味方か」 身元が特定されるインターネットは怖いねぇ。
【宣伝】 『せんせいになれません』に登場する生徒たちの登場回数を数えた記事がこちらにありますので、よろしかったらご覧ください。
『2コマ堂』
優秀賞をいただきました。ありがとうございます。
これとは別に、『バイバイン』ネタも考えていたのですが、形にならず。
『迷走乙女日記』 小池恵子
颯ちゃんの颯(そう)の字は、「颯爽」の「さっ」のほう。「そう」ではなく。
美人だという自覚のない美人は「モテ」をコントロールしないから、共学高に行っていたら大変だったかも。男子の欲望が渦を巻きそう。
『ハーフでいっとこ』 後藤羽矢子
しばしば、この作品と『満開! Sister』の設定がごっちゃになりました。似てるよね(見た目が)。
『土曜ランチ!』 イシデ電
本日の昼食。米蔵「明太子だけめし+なめたけだけめし」、ゆゆ「豆腐だけめし+海苔の佃煮だけめし」、ねね「焼肉だけめし+茶碗蒸しだけめし」。
茶碗蒸しだけめしは、全体が玉子豆腐状に固まっている市販の茶碗蒸しだから可能な技。飯+卵+だしなので、マズくなる要素なし。卵かけごはん、玉子丼、天津飯、オムライスの系譜。
『ラーメン屋のヨメ』 神奈川のりこ
次回最終回はもったいない。
夫婦でやっているラーメン屋で、妻が妊娠って、ちょっと大変そう。一時的にアルバイトを雇えばいいのでしょうが。
『ますたにラーメン』って、『たいめいけん』の向かいにある店ですよね。
『UMAな彼女』 あんずジャム
173ページの『新人4コマ杯』と、内容は同じですが、原稿は描きなおした模様。構図や台詞が変更になっていますが、描きなおした方が、きちんと出来が良い。これって大事なことですよね。
『うちゅうジカ』 田丸さと
いつまでも序盤が続くと思っていたら、次回最終回。いまひとつ、何がやりたかったのか分かりにくい漫画でした。