今月のまんがタイムオリジナル

まんがタイムオリジナル2013年10月号の感想
http://www.manga-time.com/link/data/magazine_09.html


『らいかデイズ』 むんこ
 むんこ先生の家では、むんこ先生、旦那さん、お子さんと、みんなおもちゃを欲しがりそうだ。一番購買欲が強いのは、多分むんこ先生なんだろうけれど。


『社外秘!神田さん』 大乃元初奈
 1個のソフトを昼と夜に食べる方法よりも、3個のソフトを1度に食べる方法を知りたいものです。


『満開!Sister』 東屋めめ
 昔はみりんも飲用にしていたそうです。落語『真景累ヶ淵』で、新吉とお久が飲むのがみりん。落語『青菜』で隠居がすすめる酒、柳陰(直し)というのが、みりんと焼酎のハーフ&ハーフ。


『鹿女子』 新山ハルキ
 「女子高生」と「鹿」という無茶なダブルテーマを両立させている手腕には感服しますが、テーマが二つある分、薄味になるのはやむを得ず。ワンテーマを掘り下げた新作も読んでみたいです。


『電車のお姫様。』 永吉たける
 滝沢国電パンチ。
 最終コマ、「雨甲レールウェイ」だから、電車(雨甲しや)のお姫様なのか。


『かでん屋さんの基礎知識』 風良まり
 前作では教師そっちのけで女子高生がキャッキャウフフしていても全然OKだったのですが、職業物の漫画で、客そっちのけで従業員がキャッキャウフフしているのは、やや抵抗あり。職業物漫画で、客という他者の扱いというのは、それだけ難しいんですね。『ラディカル・ホスピタル』でさえ、同様の問題を感じなくはないくらいです。
 家電屋をのぞくのが趣味と言う人は多くても、毎日のように家電を買う常連客なんてのは、まずいないわけですし。


『オトメシュラン』 王嶋環
 ヨウさんは、容姿端麗、調理完璧のハイスペックのわりに、報われない感が半端ないですね。どSな作者に生み出された運命でしょうか。


『おかん』 小坂俊史
 「メインディッシュ」 ナイスタイトル。実用に足る皿が作れるだけでもたいしたもの。そして、テーブルの上の壺に何が入っているのか気になる。
 「計画的投げだし」 全部回ること前提の母の子供たちは、全部の料理を平らげた模様。
 「本音だだ漏れ」 欺瞞的な「ゆきを」につきつけた本音。
 「危険がいっぱい」 捨てはしないところに見るサツキの優しさと貧乏性。
 「しかも創作だ」 2コマ目で座布団を敷いているところから、茶道ではなくて落語だとわかる仕組み。創作落語が1本作れるだけでもたいしたもの。定番になる新作落語の数は少ないですからね。寄席に行くと、だいたい三遊亭円歌は『中沢家の人々』、川柳川柳は『ガーコン』、三遊亭歌之介は『爆笑龍馬伝』だったりします。
 「その場しのぎ」 4コマ目、おかんとジュンが踏んでいるのはステップ。サツキが踏んでいるのは地団駄。
 「すがすがしい気持ちで」 4コマ目が3コマ目の直後なんですね。
 「残念な進化」 技術をひけらかすために季節感は無視。
 「ツッコミ所が多すぎて」 おとこ教室始まって以来の女性生徒が優秀な成績で卒業、といったところでしょうか。
 「切符代なくなりました」 律儀にすべて伝える息子に、律儀にすべて応えようとする父親。
 「そりゃ楽しかろうよ」 おかんにしては妙にお洒落していると思ったら、講師だったか。


『ぎんぶら』 安堂友子
 「お約束」 ビビディバビデブー。
 「3ページ目のであってた」 ツンデレ


『鈴木くんさん』 シミズポリポリ
 どうしても、はさみなめこに見える。


『ヒミツの家光』 江茂タツ
 急速にまとめに行っている感。