今月のまんがタイムオリジナル
まんがタイムオリジナル2012年1月号の感想。
『ラディカル・ホスピタル』 ひらのあゆ
他科診療の話。専門医だって、1人の診察なんて5分程度なんですから、いくらでも効率化の余地はありそうですが。
『らいか・デイズ』 むんこ
家電選び。二槽式洗濯機に、回転テーブルの電子レンジ、なかなかレトロなラインナップ。
『よゆう酌々』 辻灯子
「意外性」 ダンボーがいる。口が違うけど。
『そこぬけRPG』佐藤両々
ゲボキュー開発移籍の可能性が高まる中、火花をちらす情報戦。
千花ちゃんは、「片想い」という言葉を使いながら、自分だけじゃなくて、ゲボキューとカナさんを揺さぶって、鼓舞します。くっつくならば、早くくっついちまえと。なかなかの男前。
ゲボキューは、少しは本音が言えるようになってきて。でも、カナさんの建前は、まだ崩せなくて。
『トリセツなカテキョ』 山東ユカ
図書室に閉じ込められた二人。青春漫画の黄金パターン。でもお菓子の交換で牧歌的。この二人の恋愛スキルって、ある意味小学生的ですね。だがそれがいい。
『おかん』 小坂俊史
「仁義なきおでん」 ちょっとミステリー的な1本。彼女が、コンビニおでんツユを飲み干したのは何故か? おでん継続へのハードルが、他家より低い大森家。
「食べもの基準」 ドジッこサツキ。地球と自分にやさしいおかん。店長とおかんの立場の逆転が面白いです。
「たいして美味くないんだけどね」 サツキちゃんが、ドリンクバー混ぜ放題を強く止めるのも、ジュンくんが、ドリンクバー混ぜ放題をやりたがるのも、同じ母を見て育ったから、というのが面白いですね。ブレーキか、アクセルか。サツキちゃんは苦労性。
「先回る母」 母の愛とおせっかい。孫悟空が飛び回っても、お釈迦様の手の上(いしいひさいちファンなら、どういう状況かおわかりでしょう)。
「この後いかんなく実力を」 友達二人の前で、おかんの実力が発揮されたようで、貴重な体験になったのでしょう。
「話題づくり」 友達二人はおかんネタに夢中。2コマ目のセリフがミソ。「それ見てないとみんなとの会話が…」のあとに隠されているセリフは「…お母さんのことになっちゃうの」なのでしょう。
「できないことだらけ」 録画機の操作以前の問題。よくレストランのホール係が務まっているなあ。
「おとなのひみつ」 タイトルが、「成人病」と「大人の秘密基地」のダブルミーニング。体重3ケタなのか。
「春までこのまま」 コタツも秘密基地も。
「平成うまれ」 タイムスリップネタで、どこまでシナリオを書いていたんだろう。
「真夜中に出かける娘」 1コマ目の「理解のある」と4コマ目の「理解あるから」の落差。
『お茶の間クエスト』 まがりひろあき
最終回。魔王が男前すぎる。やっぱり大学は落ちるのか。
まがり先生のポップでスタイリッシュな漫画が好きです。次回作を楽しみにしています。