今月のまんがライフオリジナル

まんがライフオリジナル2011年9月号の感想。


『しょっぴんブギ』 佐藤両々
 風船アレンジでバースデープレゼント。定もっちゃんが見せる女子の顔。
 「意外と長持ちします。」「風船」 タイトル逆ですね。


『ゆにいる』 渡邉
 「そつがない?」 仲居のリアルな仕事が垣間見られる一本。
 「砕かれた」 いっぱい食ったなサザエ。CaCO3+H2SO4→CaSO4+H20+CO2


『野村24時』 板倉梓
 自由研究「ある男の半生」。
 「目線」 震える月さんがレア。


エデンの東北』 深谷かほる
 鶏が潰せるのはOK。豚が潰せるのは、ちょっと勘弁。


『店長の憂鬱』 碓井尻尾
 タッチパネルで削れる人件費って、フロア係じゃなくて、板前の人件費のような気がします。
 店長異動。次回どうなる。


けんもほろろ』 ハトポポコ
 女子高生の背中。
 「本命」 女子スキンシップの限界。


『モノローグジェネレーション』 小坂俊史
 テーマは夏休み。
 「中学生ひとみ(13)の夏休み」 運動部の夏休みと文化部の夏休み。2コマ目は、律子ちゃんとちーちゃん。中学1年生の夏ならば、たしかに運動部は伸び盛りですよね。
 「路上ミュージシャン・ニコ(24)の夏休み」 高校生バイトの到来で知る夏休み。自由な生き方と思われがちなミュージシャンのほうが、その実、勤勉で真摯。
 「OLみのり(30)の夏休み」 女30、ある意味人生の岐路。遊んでも休んでも自分の人生。
 「大学生一穂(18)の夏休み」 女18、人生はこれから。でも、子供のようにはいかず、大人のようにもいかず、長い夏休みにとまどう日々。
 「中学生ひとみ(13)の誤算」 定期試験のある中学校では、小学校のように宿題を写す需要も少なく。
 「イラストレーターなのか(32)の夏休み」 印刷所がヒマなときは、仕事もヒマな自由業。だけど、お盆進行や、ゴールデンウィーク進行、年末進行の直後となれば、燃え尽きているのでしょう。
 「路上ミュージシャン・ニコ(24)の焦り」 すべて自己責任の「人生の夏休み」。人生を棒に振る覚悟を決めての「夏休み」。失敗すれば、何も残らないかもしれない。そんな恐怖や焦りとともに。
 「小学生教師イツ子(58)の夏休み」 全力で夏休みに夢中な小学生を、余裕で見守る先生。
 「高校生キョウコ(18)の夏休み」 『中央モノローグ線』からキョウコちゃん。あれから2年半。今度は大学受験。また大変な時期に。連載期間中に進学するのかな。
 「年金生活者ナナ(72)の夏休み」 人の土地だと思ってノリノリのナナさん。それでも土地の代金が払われていれば、一応問題なしですが、未払いだったりしたら大変なことに。
 「中学生ひとみ(13)の不安」 モノローグという作品だけに、中学生の孤独と不安にリアルに向き合います。
 4コマ漫画という器の中には、いろいろなものが詰められてきました。最初はユーモアとウィットが、ときには不条理とギャグが、最近は萌えとキャラが、そしてこの作品では、技巧と人生とが詰め込まれています。まさに独自の境地。


『ういういdays』 犬上すくね
 ラストに向けて、物語が動いてきました。蚊帳の外だったはずのかずみ君。知らないうちに内堀まで埋められています。


『大カラスヤサトシの大発明大王』 カラスヤサトシ
 ドクター中松的「発明」。