先月のまんがライフオリジナル

まんがライフオリジナル2011年8月号の感想。


『しょっぴんブギ』 佐藤両々
 占いを気にする栗栖ちゃんかわゆし。
 「誘って」 乙女なれども、部内の男性には厳し。
 「提案」「ナイショ話」 お乳をとる話。
 「少人数で」 定もっちゃんのコントロールはお手のもの。自分のこと以外には、とことん気が回る馬場ちゃん。
 「お誘い」 栗栖ちゃんと定もっちゃんには気を遣えるのに、悦二くんには内角直球ストレート。
 「だって去年」 カミングアウト終了。栗栖ちゃんがキレて、かえって溝はなくなったかも。


『店長の憂鬱』 碓井尻尾
 「はりきってどうぞ」 ペンギンの赤ちゃんというのがもう。
 「極地の出会い」 北極と南極の出会い。


『野村24時』 板倉梓
 朝から和室で水着の三姉妹。煩悩が暴発するのもやむなし。


『モノローグジェネレーション』 小坂俊史
 新連載。世代ごとの女性のつぶやき。第1回のテーマは携帯電話(の通話)。
 「中学生ひとみ(13)の場合」 元気な中学生ひとみちゃん。でも内面は繊細。初めての携帯電話。3コマ目の「制服ぐらいきがえなさーい」がリアル。中学生女子の友達関係の微妙な力加減もリアル。
 「大学生一穂(18)の場合」 内省的な雰囲気の一穂さん。離婚した父親を本名で電話帳登録しているあたり、絶妙な距離感が感じられます。
 「ストリートミュージシャン・ニコ(24)の場合」 真面目なストリートミュージシャン、ニコさん。チャンスに描ける真摯な思い。3コマ目の通話が、緊張と真面目さとユーモアを感じさせます。
 「イラストレーターなのか(32)」 堂々の3作連続レギュラー、なのかさん。重くなりがちな話の中で、軽めのエピソードでリズムを。
 「OLみのり(30)の場合」 謎多き中堅OLみのりさん。抱えているものはいっぱいありそう。
 「女社長しのぶ(43)の場合」 小坂俊史先生の漫画で成功者が主人公になるのは珍しい。成功者ならではの心の裡を。
 「中学生ひとみ(13)の友情」 中学生的な、あまりに中学生的な。
 「小学校教師イツ子(58)の場合」 ベテラン教師イツ子さん。『せんせいになれません』とは違ったテイストで小学校に迫ることになるのでしょうか。
 「職業不詳・祥子(3X)の場合」 謎の女祥子、あいかわらずアナーキーな生き方を貫いているようです。
 「年金生活者ナナ(72)の場合」 ラス前固定キャラは、ナナ婆さん。元気で辛辣。
 「中学生ひとみ(13)の困惑」 中学生の心の距離。子供のままというわけにはいかず。無力な機械。でも、携帯→固定電話でもコミュニケーションは可能なわけですから、やっぱりまずはそこから。


『とーこん家族』 よしもとあきこ
 ストーリー仕立ての特別編。サマーリゾート0泊3日。本当に0泊3日、しかも徒歩。


『12月生まれの少年』 施川ユウキ
 節電の自由研究。ジョークあり、ギャグあり、本当に自由。