今月のまんがくらぶ

まんがくらぶ2011年9月号の感想


『せんせいになれません』 小坂俊史
 タイトルバック:池田の悲劇のみに目が行きがちですが、実は沢口が色っぽい。
 「結局日の目を見ず」 ラジオ体操の生伴奏、アドリブを効かせると体操をコントロールできて、面白そう。
 「勝負の世界は非情」 3、4コマ目、河田が珍しく、教師の顔をして冷静ですが、どうせテレビ中継をしても、小学生野球では監督までは写さないだろうと思っていたのかもしれません。
 「ジュースもつけるから」 木菱塾は、きびしー塾。歩合制で受講者が集まらなかったか。池田にしては、アイスにジュースをつけるのはかなりの散財。
 「ひと月先ですよ」 3コマ目の河田、藤田の横顔が効いています。ただ、盆と彼岸の日は知っていても、仏教的な定義の違いまでは、正直なとこ良く分かりません。
 「午後4時のいたずら」 しかし4時閉店とは、竹商は殿様商売。
 「遊んですませようぜ」 戸田、岡田がいる時点で、補習っぽい雰囲気はしていました。
 「秘密の公園」 夏休みらしい一本。藤田先生、池田のアパート(跡)に着いて、呆然とする姿が目に浮かびます。池田にしては爽やかな4コマ目。
 「そうそうこの感じ」 1コマ目の立て看板が伏線に。
 「終わらない夏休み」 まあ保険医は夏休み、終わらせなくちゃならない仕事はなさそうだし。
 「使い切ったぞ!! 桃山」 なんだか哲学的な一本。
 「デビュー」 借金取りの夏休みデビューは勘弁。


『ネンジくん』 黄嶋点心
 いきなりダンプでひく凄い展開。ミラン・クンデラの小説『不滅』で、新聞のなかの車が、物語の人物をひいてしまったメタフィクショナルな展開を思い出しました。
 イエローサブマリンを歌っているとイエローサブマリン音頭になってしまうのは、よくあること。