今月のまんがくらぶ
まんがくらぶ2010年10月号の感想
『白鳥課長の素敵な生活』 神奈川のり子
情報収集を極めるために、お局様から清掃員に転職する黒田さんの人生が凄まじい。
『ひよわーるど』 橘紫夕
タイトルバックはラプンツェル。もーりの髪は丈夫なのか。
『せんせいになれません』 小坂俊史
「奇跡だっておこしてみせる」 万が一のエラーじゃない、もっと薄汚れた何かだ。
「女子は山村さん」 思いがけずに時事ネタに。現実世界でも、いささか幼稚な、仁義なき権力抗争が起きていますが、あちらはどう決着するのかな。
「無駄金」 テスト採点1枚10円は、そのままでもかなり安い気がします。
「良薬は口にキモし」 コチニール色素はカンパリの色。「ウチワサボテン属のサボテンに寄生し、アステカやインカ帝国などで古くから養殖され、染色用の染料に使われてきた。虫体に含まれる色素成分の含有量が多いため、今日色素利用されるカイガラムシの中ではもっともよく利用され、メキシコ、ペルー、南スペイン、カナリー諸島などで養殖され、染色用色素や食品着色料、化粧品などに用いられている。」とのこと。養殖されているんだ。
「日陰でじっとするだけです」 伏線のきいた1本。動かない、室内、されど地獄。
「空駆ける恥部」 台詞がなければ、夢がある絵で、実にさわやかな作品なのに。
「ヤツがみんなを狂わせる」 藤田先生よりも、調理実習をしていた5年生のほうが、後悔の度合いは大きいでしょうね。
「それも愛だ!! 桃山」 池田が桃山をスパイしている疑惑が以前ありましたが、今回は堂々と桃山のほうが池田をスパイ。スパイは非情です。
「奇習」 奇習、奇祭にも、開拓者がいたんでしょうからね。プールの中での飲酒は危険です。正座もやむなし。沢口は逃げたのかな。
『オトウフようちえん』 オトウフ
タイトルバックの影絵が、須藤真澄みたい。
『並盛サラリーマン』 木下晋也
「渡辺さんの昼休み」 この後の展開が気になります。続けるのが難しそう。
『よっくんの観察日記』 まーくん
ずいぶん素人っぽい漫画だなあという印象です。
裏表紙の占い広告:まんがタイムオリジナル10月号では「秘密の恋」、まんがくらぶ10月号では「不倫」。たぶん「不倫」を「秘密の恋」に修正したんでしょうね。不倫を推奨するのはいかがなものか、みたいな指摘があって。