今月のまんがくらぶオリジナル

まんがくらぶオリジナル2010年6月号の感想


『がんばれ!メメ子ちゃん』 むんこ
 耳が大きいから、みみ子なのかな。


『こうかふこうか』 佐藤両々
 亰都へ。わさんぼんメンバーが登場。


『ベルとふたりで』 伊藤黒介
 意図しているところは分かるのですが、表現がそこについていかない感じ。ドタバタがいまひとつドタバタになりきれていません。構想が豊かなのはいいのですが、やや中身が伴わず。作者本人の資質の問題という気もします。頭で考えすぎているという印象です。
 ただし、構想が豊かなのは大きな長所なので、そこは武器と言えるでしょう。


『ほんわかぱっぱ』 古川紀子
 「490円だから」 普通、タイトルオチの作品は、4コマ目で落として、タイトルで落とすという2段構えが多いのですが、この作品は4コマ目で落とさずに、読者が???となってタイトルを読むとオチるという、なかなか斬新な構成。ちょっとリドルストーリー的な味もあり。
 「逆再生」 この作品もミステリーみたいで面白いです。


シュレディンガーの妻は元気か』 中島沙帆子
 「交通費は自腹で」 このタイトルはいやだ。
 「母の条件」 4コマ目、顔を赤らめるハルトくんがかわいい。地球温暖化は数十年スケールの問題、氷河期は数千年スケールの問題。数千年スケールで生じる事象は、なかなか現代文明では太刀打ちできません。現代文明自体が、あと数千年はもたなそうだし。とりあえずは、目先の温暖化に対応するほかはなさそうです。


『オフィスのざしきわらし』 小坂俊史
 「素直なOL」 素直だけれど常識はなし。でもやればできる子。
 「駅から徒歩7分」 東南アジアのリキシャみたい。家からタクシーじゃないんだ。3コマ目、なにが苦しかったんだろう。
 「オンリーワンにもなれなくて」 南さん、やや中二病。ワラシと立花に続く、なかなかの役立たずです。しかし、ここまで辛気臭い歌は、けっこう珍しいような気もしますが。黒星ヒカルというと、ミステリー作家折原一の作品に出てくる黒星光警部を思い出します。
 「憧れの観光スポット」 両親兄弟親類は、ちゃんと9時5時で会社にいてくれるのでしょうか。まあ、酒盛りでも始めて長居するのかもしれませんが。
 「乗った俺がバカだった」 この部長、「わかったわかった」言い過ぎ。まあ言わないと話は進みませんが。
 「見てる人」 なつかしい見学。見学中のワラシに給料は出るのか。
 「16秒の勝負」 留守電をセットして、ワラシはどこまで行っていたのか。
 「つながれたこの想い」 4コマ目の酸素カプセルが謎。走って帰ってきたのかな。
 「効果は絶大」 1コマ目のOLがかわいい。ひと桁多い計算表とは、豪気なミステイク。チェックの甘さが、緑風商事らしいところ。


『もしもしぐま』 梶原あや
 「にせものをやっつけろ」 モップでぶちのめすつもりだったのでしょうか。物騒な。
 「ファッショナブル」「きぐるみおじさん」 真面目でいい子なニセモノぐまが、その真面目さゆえに、本物のぐまを遥かに凌駕する恐怖のクリーチャーになってしまう。実にブラックで、この作品らしいです。
 「ずっと前から」 次回に続くのか?


『さかな&ねこ』 森井ケンシロウ
 「オープニング」「エンディング」 タマに食われるサザエさん一家。ジェノサイド。
 「ブス沢さん」 アリバイトリックみたい。食われていたから、答えられません。