今月のまんがくらぶ
まんがくらぶ2009年10月号の感想
『まい・ほーむ』 むんこ
つぶれかけの遊園地。ジェットコースター、バンジージャンプ、お化け屋敷もあって、かなり大規模。しかし、閉園の日にも閑古鳥では、つぶれてもやむなしか。
『うちは寿』 小池恵子
『おかあさまといっしょ』がブラック小池恵子なら、この作品はホワイト小池恵子ですね。幸せな家族を描きます。両親が不在なので、実際の生活には苦労があるのかも、とも思わせますが、作品で描いているのは、あくまでも幸せな風景です。
今回は、千宏の芋ほりの話。子供の日の無邪気なワクワク感を、見事に活写しています。千宏くんは、本当にいい子ですね。
『せんせいになれません』 小坂俊史
タイトルバック:4人で池田。後の桃山話の伏線になっています。
「手段と結果」 4コマ目の河田が、いつも以上に黒いです。1コマ目も、岡部と戸田の姿を確認してから、走り始めたんでしょうね。
「蒲団」 「ふとん」に「蒲団」という字を使うと、田山花袋の小説を連想しますね。甘美な1〜3コマ目。大人の階段を登った気がした溝渕くんでしたが、実は登ったのは、お菓子とマンガの子供の階段でした。
「伸びしろのある人達」 6コマ漫画。沢口による教育の効果が出たのは、ある意味画期的なことですが、目玉焼きが出来るようになっただけでは、まだまだかな。「いばるな」と言われるレベルでしょう。4コマ目、給食のお姉さんが上手くなって、給食が美味くなったんですね。給食のお姉さんは新キャラです。再登場はあるのかな。
「うわぁどうでもよさそう」 重野なおき先生の『信長の忍び』でも、織田信長は、甘党で下戸、団子大好きですね。
「働け 内容は問わん」 リリカルな1〜3コマ目を、完全に裏切る4コマ目。仕事をさぼってゲーム三昧。夏休みも終わったというのに、こいつらは。
「せんせいになれます!! 桃山」 問題作。作品のリアリティをも揺さぶるシュールな1本。そういえば、モーフィングって、一時期流行ったけど、最近あまり見ませんね。
「よくもシラフでその発想が」 時代によって、緩やかになるものもあり、厳しくなるものもありですが、部活中の水飲みは前者、就業中の飲酒は後者だと思います。知り合いの業者さんに、仕事中でも昼食にはビールという猛者がいましたが、引退してしまいました。仕事は、とてもできる人でしたよ。戸田くんが、「未来永劫」なんて言葉を知っているのは意外でした。
『ひよわーるど』 橘紫夕
布をかぶっているもーりが、ファイナルファンタジーのトンベリみたいです。
潜水艦が得意でも、息継ぎが出来ないから、長距離は泳げませんね。
そういえば、橘先生が「よんこま小町6かいめ」に参加されるようですね。こちら。うーん、大阪かあ。
『まごころ』 魔神ぐり子
連載開始当初から、妹のキャラがだんだん変ってきましたね。初期は、兄と同じくクールな印象だったのに、今回では、おバカキャラになっています。
『数学女子』 安田まさえ
「名探偵ともちゃん」 映画館は、誰でも上映中のおしゃべり禁止です。映画『サマーウォーズ』のヒットで、暗号解析が出来る数学男子に、ちょっと注目が集まっていますが、この流れで、暗号解析ができる数学女子も、注目されるかもしれません。
『天使の事情』 神仙寺瑛
『まい・ほーむ』に続いて、遊園地ネタ。コーヒーカップって、普通、限界まで高速回転させますよね。
『ゆるめいつ』 saxyun
「シンキング」 くみさん唐突な登場。
「豪遊」 サエさん入浴シーン。何か違う。
「使用法」 くみさん入浴シーン。何か違う。
「キャンプ」 いしのなかにいる。
『マーメイドブルース』 小池田マヤ
最終回。なんというか、漫画の文法が、根本的に4コマ漫画とは違う感じです。少女漫画に近いのかな。