今月のまんがライフMOMO

まんがライフMOMO2009年10月号の感想


せんせいのお時間』 ももせたまみ
 柱のももせ先生のコメント、「向さんありがとうございます!!」というのは、8月1日TBSの『よゐこ部』という番組で、天津向さんが、『せんせいのお時間』をイチオシ漫画として紹介したことを言っているのだと思います。たまたま、その番組を見ていたのですが、『まんがライフMOMO』という名前を聞いての、よゐこ有野の反応は、「コンビニにある本当にあった何々みたいなやつ?」というものでした。一般人の4コマ誌の認識は、この程度かと、ちょっとがっかりしました。


『奥様はアイドル』 師走冬子
 「シーン52」 博嗣さんの会社でロケなのですが、2コマ目、なんて大仰な社長室。いまどきこんな社長室がある会社は、珍しいと思いますよ。まあ、1コマで社長室と分からせるためには、記号的な描写が必要だったのでしょうが。


森田さんは無口』 佐野妙
 いとこの雪乃さん登場。森田さんといい、お母さんといい、雪乃さんといい、美人の家系だなあ。
 佐野先生は、ご長男を出産されたとのこと。おめでとうございます。それに伴って次号休載。


『天使のお仕事』 佐藤両々
 もかちゃん可愛い。そして、和気さんに彼氏が。モモは産休に。確実に最終回に近づいていますが、とりあえず次回以降の展開は読めないので、どんな内容になるか楽しみです。やっぱり、王子の家が舞台になるのかなあ。


『うちの姉様』 野広実由
 「チーズ風味だよ」 50〜60本のフランスあげパンを、何日かけて食べるつもりなんでしょうか。フランスあげパンって、そんなに日持ちがするのかなあ。


『俺の眼鏡を知らないか?』 須田さぎり
 6ページかけて、やっていることは、眼鏡のフレームが歪んでクラクラした、直した、寝ていて壊した、というこれだけ。内容が薄すぎます。


『おかたづけマンボ!』 吉田美紀子
 「被害」「逃げられない」「なんでもあり」「才能」 この4本がストーリー仕立てになっていますね。1本ごとに、舞台や視点の切り替えがあるのが、面白いです。


『青春甘辛煮』 碓井尻尾
 「解決法」「撮影」 仲のいい女子って微笑ましいですね。バカな友人を持つと大変だ。いろんな経験ができる利点はありますが。
 「ごもっともです」「大変なテンション」 原田、永倉の話も面白いですね。二人の中学生時代だけでも、1本の作品になりそう。
 「正面から」 くるぶし高校に、どんぐり高校か。


『わびれもの』 小坂俊史
 小坂先生が期間限定で引っ越した遠野編。
 座敷わらしが可愛いです。さすがに小梅ちゃんを描いたりはしませんでした。
 徒歩4分で行けるコンビニ。検索したら、ほぼ特定できました。だからどうだと言うわけではありませんが。
 夏場はいいけれど、東北の冬に、バイクではキツそうです。夏場も、雨が多くて大変だったようですが。
 カッパ淵、伝承園、オシラサマといった場所は、須藤真澄先生も『おさんぽ大王』でレポートしていますね(文庫版4巻、82 ○○○に会いに)。『おさんぽ大王』は、休日にお祭りというハレの日のレポート、『わびれもの』は平日というケの日のレポート、という方向性の違いがあって、読み比べると面白いです。
 カッパ淵については、地元ケーブルテレビが、ライブカメラの映像をインターネットで公開していますね。こちら。夜は真っ暗ですが。
 今回は全体に風景がとても美しいですね。遠野という土地に対する敬意が感じられます。漫画を読むだけでも、風景の後ろに「何か」がありそうな感じが伝わってきました。
 最後のコマ、遠野ドライビングスクールは、合宿免許に特に力を入れているようですね。観光地だから当然かな。


『夏の終わりのアドベンチャーゲーム』 888
 ゲームブック形式。えらく難易度が低いなあ。


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