今月のまんがライフオリジナル
まんがライフオリジナル2013年7月号の感想
『おうちがいちばん』 秋月りす
「親と子の気持ち」 ときどきはすれ違うけど、互いを思いやる親子。
『ちいちゃんのおしながき』 大井昌和
三葉さん主役回。
雨の中を飛び出して、雨が避けて、「みつばは無敵だ」みたいな展開を空想しました。
『だから美代子です』 むんこ
「はい、レター」 旦那様からもレターもらったのかなあ。
「伴侶」 さすがの深さ。
『はるまち・ダンス』 佐藤両々
ヒノヒカリは米のブランド、ひのしずくはイチゴのブランド。
台詞の裏のモノローグがあることで、日野静玖さんの変化が読者にもビビッドに伝わってきます。回想なのにライブ感覚。
『リコーダーとランドセル』 東屋めめ
小学生の面子が、美男美女だなあ。
『よっけ家族』 宇仁田ゆみ
ニジュウヤホシテントウの見分け方、勉強になりました。
『野村24時』 板倉梓
「トドメ」 野村と斉藤、双方にとってのトドメ。
『月刊すてきな終活』 小坂俊史
case1: むつみ(23)の場合
新連載。1回だけなら他の人でも描けそうですが、このテーマで単行本1冊分描こうと思う人も、描ける能力がある人も、小坂先生くらいなものかも。お手並み拝見。
「そんなにひどかった?」 2コマ目の店員のややテンパった表情がいい。多分、機会があれば、この店員さんとむつみさん、友達になれるよ。
「人生に無駄はない」 初回ということで、読者のオリエンテーションも兼ねる回。なるべく終活初心者を配する必要があり、就活生が選ばれたのでしょう。
「深まる物欲」 女子のコレクションは人が欲しがるものばかりでいいよなあ。男子のエロ物件コレクションは本当に始末に困る。
「どんどん死から遠ざかる」 4コマ目の欄外の台詞が寸鉄人を指す。
「墓まで持っていくウソ」 葬式の心配をする女子大生もレアなら、葬式の話に食いつく女子大生もレアかも。
「ぶらりってレベルじゃない」 同級生も就職浪人生なのか。
「なんのためのノートか」 小坂先生もエンディングノート書いてみたりしたんだろうか。
「悔い」 でも、手元に残って良かった。相手の方に残っていたら、違う形で悔いになっていたでしょう。
「書いてなかったのか」 ヘビーなエピソードで決まるDVDBOXの行方。
「ささやかな願い」 余命1年だと連載終了前に死んじゃう! 登場した時点で短命が運命づけられたキャラも珍しい。そして、その状況からきちんとギャグに。登場人物一人だけで、モノローグだけで、4コマ漫画に、これだけのドラマ性と笑いを生み出せるってすごいことですよ。
「人生は続く」 3コマ目、就活生も引く終活生。
『星降り村事件ファイル』 碓井尻尾
「いない」 3コマ目、4コマ目で消えていく星川さん。
「制裁」 星川さんは迂闊な良い子。自分が迷子になっていながら迷子の世話をするところが、憎めないような、はた迷惑なような。そんな意味を込めてのチョップだったのでしょう。
『MEDIGIRL』 有良從桜 道端千揺
「わりと謎」 大江健三郎『死者の奢り』ですね。
「お墓がない」 遺灰を捨てちゃダメ、というのは仏教界の既得権益みたいな気がします。いいじゃん、あんなもん捨てたって。ただの無機物だよ。
「海外では資格が必要」 エンバーミングについて詳述したミステリに、山口雅也『生ける屍の死』があります。
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『よんこまのこ』 重野なおき
るいくんに友達が増えたようでなにより。プライバシーの問題で、作品への登場は難しいのでしょうが。
「なんとかマシン」 でも、あいちゃんなら22世紀まで生きられますよね。
「自分ががんばれ」 星飛雄馬に、大リーグボール1号を投げてもらえば。