今月のまんがライフMOMO
まんがライフMOMO 2009年5月号の感想
『ポヨポヨ観察日記』 樹るう
模様替えの話。仏壇カバーは愛のかたち。
『晴れのちシンデレラ』 宮成楽
珍しく、あたるのモノローグでスタート。歌の話。おから天国。いつもながら、御園さんとじいやさんが、かわいいです。
『おかたづけマンボ!』 吉田美紀子
いろいろとシャレにならないごみ屋敷。4コマ雑誌と単行本で部屋が埋まる4コマ漫画ファンにとっても、他人事ではないです。
今回は面白かったですが、舞台が、ほぼ部屋の中に限定されるだけに、ネタの質がキープできるかが、今後の課題となりそうです。
『うちの姉様』 野広実由
花見。間接キスを狙う遠野君、小学生じゃないんだから。
異常に酒に弱かった姉様。意外な弱点がありました。
『ちとせげっちゅ!! 』 真島悦也
春香ちゃんは強力キャラじゃなかったけれど、春香ちゃんのパパとママは、強烈なキャラですね。一気に、作品の変態度がアップしました。
『天使のお仕事』 佐藤両々
モモご懐妊。シメに向かって、物語が大きく動きました。モモ出産で大団円なのかな。
次回は、王子の親との対面かな。今まで、舞台が病院の外になることは、ほとんど無かったので、どんな描写になるか楽しみです。なお、王子が黒いのは仕様だそうです。
『青春甘辛煮』 碓井尻尾
藤堂、新見、永倉、斉藤、どんどん集まる新撰組メンバー。でも、剣道マンガなのに、今までまともに剣道をやっているシーンがありません。本格的な活動開始はいつ?
『キャラ道』 カラスヤサトシ
少女漫画家、東村アキコ先生がゲスト。少女マンガのキャラ作りは、服装から発想するそうです。そういうものなのか。なにか新鮮です。でも、カラスヤ先生の4コマ漫画の参考には、ならなそうです。
東村先生の話の内容と、カラスヤ先生の絵とのギャップがすごいです。えーと、なんですかSIPって?
ちなみに、東村アキコ先生の弟は、『アイホシモドキ』の漫画家の森繁拓真先生で、森繁先生は、小坂俊史先生の大学のサークルの後輩です。以前は、小坂先生の単行本作業の手伝いをしたこともあって、小坂先生の単行本のいくつかには、巻末に森繁先生のクレジットがあります。小坂先生の日記にも、この姉弟のことは、たまに出てきますね。例えば、こちら。
『ロボ娘のアーキテクチャ』 山東ユカ
この作品は、舞台が家の中だけ、登場人物が3人だけなので、ちょっと閉塞感がありますね。せっかくロボ娘とマッドサイエンティストという飛び道具があるのですから、広く世間とのかかわりを見てみたいものです。
『おがにくうーちゃん』 胡桃ちの
肉食野性女児と、タレ目のダメ父親、モチーフは『崖の上のポニョ』ですね。
『わびれもの』 小坂俊史
東京駅から下関駅まで、ブルートレイン「富士・はやぶさ」で行く14時間半の旅。
こういう取材に、取材費自腹(多分)で、自ら喜んで行くところが、鉄道好きの小坂先生らしいですね。
14時間半の長丁場、同乗したメンバーとのコミュニケーションがキモだというのが、良く分かりました。
2ページめの大コマ、B寝台図解が面白かったです。こうなっていたのか。また、3ページ目、夜のシーンの、光と闇の演出も、見ごたえがありました。
懐かしいですね。ブルートレイン。子供の頃は、東海道沿線に住んでいたので、よく見ました。大人になってからは、大宮駅で、北斗星を見かけました。あれに乗って、北海道まで行ってしまいたくなったものです。
『森田さんは無口』 佐野妙
美樹ちゃんのモノローグで綴る回。友情物語。