今月のまんがタイムオリジナル

まんがタイムオリジナル2009年5月号の感想


表紙が、まさかのコッミクス祭り。


『ヤング松島喜久治』 ふじのはるか
 自分の好き嫌いだけで、家庭教師を追い出して、その結果として、追試も落第ですか。こういうのを自業自得と言います。個人補習に付き合わされる先生が、よい迷惑です。


らいか・デイズ』 むんこ
 10年前の初めてのおつかい。ほとんどがサイレント。このころから利発で無口なお子さんだったようです。
 10年前に高校生だったということは、紺太の年齢が分かりますね。現在25〜28歳。


『ささきまみれ』 小坂俊史
 タイトルバック:長考中の笹木さん。岡目八目のみっちゃんと飯田さん。
 「枠内の戦い」 普通、将棋盤と碁盤は間違えません。でも、碁盤でも、初心者用に九路盤というのがあるらしいです。それならば、将棋盤に近いかも。4コマ目、笹木さんもへぼだけど、飯田さんも相当にへぼです。
 「二重の怒りが」 本数が少ないバスが遅れると、本当に困りますよね。30分以上遅れたら半額って、昔の宅配ピザみたいです。確かに、大田舎の1コマ目から、都会の4コマ目までの移動では、ずいぶんバス代もかかりそうですね。それにしても、あの3人は、バスの本数も少ない田舎に、何をしに行ったんでしょう。
 「班長二年やってます」 ひと月で主任になれることよりも、2コマ目の上司が、専務だったということに、びっくりです。製造ライン密着で、えらく階級好きの職場ですね。いらん役職が山ほどあるんでしょう。
 「薄いからこそ風で飛ぶ」 真理を示したタイトル。確かに普通の敷きブトンは、風で飛びません。1〜3コマ目、アパートの2階だということを示すために、少し引き気味にしたカメラアングルが、新鮮です。
 「さすがはプロだね」 タイトルは、笹木さんの台詞かと思わせておいて、実は飯田さんの台詞でしたね。1コマ目の絵は、かなり露骨な伏線になっていますが、強烈な台詞に気を取られて、はじめは気がつきません。
 「プライスレスの喜び」 飯田さんも大変だ。笹木さんが変な商売していないかと心配し、笹木さんの貯金残高を見て心配し。
 「無茶しちまった」 生命力が強いんだか弱いんだか、よく分からない笹木さん。ゴミあさりをしても生きていけるけど、お腹はこわす。どんなシチュエーションでゴミあさりをしていたのか、ちょっと気になります。
 「昔とったきねづか」 帰宅部歴が長くても、帰巣本能は磨けないようです。4コマ目、拾ったバレーボールは、捨ててきちゃったんでしょうか。
 「6月までいける」 3コマ目、笹木さんには珍しい長口舌。説得するみっちゃん、有無を言わさず実力行使する飯田さん、二人の性格がよく出た一本。
 「あたたかい春」 笹木さん片思い継続中。ぼろアパートシリーズ。まるで牢獄の中のようなコミュニケーション手段です。壁の隙間が埋まって、となりの部屋の室温も上がったことでしょう。
 「魅惑のフォルム」 普通の人はチョコと間違えても、食べてしまったりはしません。確かに十分すぎるほどバカです。普通に話しているみっちゃんも呑気すぎます。


『L16』 東屋めめ
 お姉さんのために、大人っぽくなりたい奈々香ちゃん。美しい姉妹愛。化粧は×、谷間は×、彼氏も×か。片思いの男の子はかわいそうに。
 今回のネタは、10代と20代のファッションを、十分に描き分けられる東屋先生の画力があってこそですね。


『おたママ』 茶埼白湯
 弟のオタク化が止まらない…! 家庭内オタクのパワーバランスが崩れてきました。一般人は娘さんだけ。


『そこぬけRPG』 佐藤両々
 ゲボキューの休日。タイツ姿じゃないゲボキューは久し振りです。
 「彼の大作」 例のソフト、年度末ぎりぎりの発売日は、やばいなあと思っていたんですよ。やっぱりねえ。えーと、この漫画はフィクションです。
 「戦士たちへ」 WBCはご愁傷様とはいかなくて、良かったですね。


『今日から寺バイト』 春風道人
 ゲスト。ゲストと言いつつも、完全に連載前提の話。最近のタイオリは、新連載という表示をしないで、ゲスト掲載が何か月も続く場合が多いですが、なにかメリットがあるのかなあ。


『アイスボーイズ』 ささきみき
 ゲスト。こちらは連載を目指す作品かな。
 今回は、春山、夏、秋田、冬木のキャラクター紹介ですが、連載になったら、カーリング漫画になるのかも知れません。本格的カーリング4コマになったら、画期的ですね。男子カーリングなんて、マスコミにも取り上げられないから、多くの読者にとって、全く未知の分野でしょうし。
 でも、これからカーリングはシーズンオフですよね。夏場は、どんな練習をするんだろう。


『でかけモン』 カラスヤサトシ
 西新井大師西へ。聞いたことのない駅名だなあと思ったら、日暮里・舎人ライナーの駅でしたか。知らないはずだ。
 8.3運動は、午前8時と午後3時の小学校の登下校時に、地域で子供たちを見守り、防犯に努めるという運動のようです。こんな世の中で、地域の人たちも大変ですね。


『本日休診』 桂武英 及川こうじ
 最終回。最後まで、山なし、オチなし、意味なしでしたね。


『花咲だより』 高原けんじ
 梅沢さんのバイト生活。バイト漫画は、前作『天然一族』で、高原先生の得意とするところ。「クマ」と「相談」が、特に面白かったです。結局、花さんと同じ洋食店で働くことに。


『マヤ&マーシュ』 あさいこうじ ナカイサヤカ
 英語の勉強はいいのですが、4コマのほうに、ちょっと問題が。あまりにも説明不足です。
 「いちご」 おすそ分けするときは、普通、相手に渡す分だけ持っていきますよね。
 「さよならココア君」 第一回で、いきなり長い旅に出るといわれても、とまどうばかりです。
 「古着」 マーシュのシルエットが、4コマ目や前作で違うようなのですが。どういう設定になっているのでしょう。


『SPさん』 袖山リキ
 女の子の一人暮らしに、なぜか女性SPが。こういう漫画の場合、どちらかが有能だったりするものですが、本作では二人ともダメダメ。新鮮ですが、ネタがもつか心配です。


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