今月のまんがくらぶオリジナル

まんがくらぶオリジナル2009年2月号の感想


表紙:いろはかるた。コピーは、「わらうかどにはふくきたる」だけれども、イラストは、「われなべにとじぶた」になっています。


『がんばれ!メメ子ちゃん』 むんこ
 メメ子家のお正月 with 社長秘書乾さん。レギュラーメンバーの就職活動の面接場面も回想されます。社長と秘書で面接とは、なかなかワンマンな会社のようです。だからユニークな人材が多いのか。沢子さんは、Fカップなあたりが、「パンチ」なのでしょうか。


リコーダーとランドセル』 東屋めめ
 姉弟 in 初詣 with 盛田先生。盛田先生、母親が過保護気味なところが、いかにもです。育ちがよさそうですもんね。
 迷子預かり所で、ココアを飲むあつみちゃんが可愛いです。でも、しっかり長女ぶりを発揮。みんな仲が良さそうで、羨ましいですね。


『山田さんちの日常』 松田円
 ゲスト。『合金さんちの日常』からスピンオフした番外編。社長秘書山田さんが主役です。見た目と役職は、『メメ子ちゃん』の乾さんと重なりますが、いろいろ内面は異なるようで。でも、かわいいもの好きは共通しているかな。


『うちの姉様』 野広実由
 涼音さんと遠野くんがメル友に。強引な赤外線アタックには萌えました。ある意味、大接近ですが、あの二人の間に、普通のコミュニケーションが成り立つわけもなく。
 遠野くんの友達の堅葉見くん、野球好きで、坊主で、眼鏡でと、佐藤両々先生の萌えツボに、ピンポイントな気がしないでもありません。でも、妄想彼女がいる変態だからなあ。


『ベルとふたりで』 伊藤黒介
 「犬たちの沈黙」 すずちゃんの表情が、桜玉吉っぽいです。
 突っ込み役のアキちゃんに焦点をあてた回。あくまでも冷静に、ボケるときにはボケるキャラであることが分かりました。
 『ベルとふたりで』のキャラクターについては、伊藤黒介先生のブログにも、記述があります。こちら。
 作者が、キャラクターの立ち位置に非常に自覚的なのは良いことですが、あまりご自分で内幕を具体的に語られると、多少興ざめな部分もあります。


『こうかふこうか』 佐藤両々
 亀ちゃんと岩井のケンカが気になって、寝不足の幸花ちゃん。友達思いのいい子です。だから、みんなから大事にされるのでしょう。
 慶喜ちゃんのケーキバイキング。実に美味しそうです。乙女レベル高いなあ。慶喜ちゃんは、これでムチムチマニアでなければいいのに。下心があるのがちょっと。


『ラブ☆ラビリンス』 北村咲都子
 ゲスト。どうしてこんなに余裕のない設定にするんでしょう。借金の額とか、シャレになりません。ゲスト4コマで、あまり深刻な話は読みたくないと思います。


『いけどん3世帯』 黒金魚
 単なる家庭の愚痴で、商業誌に掲載されるレベルのエンターテインメントとして、昇華されていないと思います。


やまいだれ』 小坂俊史
 「わたしのすべて」 重いタイトル。狂気にも似た4コマ目。
 「このあとスタッフで号泣しました」 カンペは、3コマ目で泣いているゲストたちへの指示ですね。具体的な人助けのための番組だから、本来は良いことなのに、善と偽善の境界は難しいですね。
 「赤いのみもの」 コカコーラしか飲まないのは不健康。3コマ目で、ちゃんと自販機があるのが細かいです。
 「一網打尽に」 中間経路をすっとばすところが、実に黒見マコさんらしいです。1コマ目、カーテンにツギが。松戸製薬が儲かっていないのか、第13研究室が冷遇されているのか。黒見さんは天才なのに。
 「たぶん22世紀まで」 お尻にエロいシミ、自分では直接見られないところが、はがゆい病気ですね。症候群ということは、症状はそれだけではないのか。
 「こころの時代」 方言少女萌え。むしろ田舎だからこそ、「こころの時代」なのでしょう。かまいたちの原因は、真空状態の旋風よりも、冷気のため自然に、というほうが合理的な気もします。ちなみに、Wikipediaでは、「乾燥した肌が衝撃を受けることで裂ける生理現象である」と説明していますね。
 「まだ修行中です」 ヒカル先生は、以前、病原体に恋をしたときには、能力を失わなかったのに、人間に恋をしたときには、能力を失いかける。このあたりも魔女っ子みたいですね。
 「この気持ちあなたにも」 最初は、恩返しに営業を手伝ったのかと思いましたが、よく読むと、自分の仕事を横取りされた屈辱を、営業成績を横取りすることで晴らしているという、黒い漫画でしたね。このあたりの逆転の構図が、いかにも小坂先生らしいです。「この借りは」というのは、ネガティブな意味でしたか。でも、カラッとした雰囲気の作品になっています。いやな後味はしません。
 「三度目の大炎上」 ホルモン注射をHと略すのは無理がありますが、非常にキレのある落ち。「痛かったです。」が効いていますね。


シュレディンガーの妻は元気か』 中島沙帆子
 正妻ちかちゃんと、夫の略奪を狙うまみちゃんに、友情が芽生えました。どんな漫画だよ。
 ちかちゃんのスキをついて、修平にアタックをかけるまみちゃんでしたが、見事に玉砕。やっぱり、ちかちゃんのように、修平に対応できる女性って、そうそういないですよ。
 ボネリムシは、なんかT字型をした動物です。


『もしもしぐま』 梶原あや
 「大きいサイズ」 4コマ目、ぐまちゃんの耳が逆です。


『ゆなさなニッキ』 小笠原朋子
 ニブチン2人に、不器用1人。フォローする佑奈ちゃんも大変です。


『モトリョ』 幌倉さと
 新キャラ優花ちゃん登場。どういう家庭環境なんだろう。お兄ちゃんだけ、おばあちゃんの家にいるみたいです。
 優花ちゃんには、モトリョのことは秘密じゃないんですね。バシバシ写真を撮っています。モトリョの好きなことも嫌いなことも、よく把握しているようで。


『エコエコパンドラ』 山田玲司
 次回最終回。めでたし。


『さかな&ねこ』 森井ケンシロウ
 「あとDRでなくてDL」 単行本に使えないネタを、バシバシ使ってきますね。


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