今月のまんがくらぶオリジナル

まんがくらぶオリジナル2009年10月号の感想


『うちの姉様』 野広実由
 巻頭カラー第一回。
 「あらためて紹介」 1本目から、いきなり縞パンですか。
 「夏休みの思い出」 1コマ目、担任のひろしくんに、お土産を渡しているんですね。
 「飛行機」 羽田→旭川便みたいです。
 「メガネ旅ロマン」 「ヘチャイヘチャーイ」には笑いました。


『ベルとふたりで』 伊藤黒介
 ののかちゃんの合気道。相手の力を利用する武術というところが、ののかちゃんらしいというか。でも、7歳にしては、すごい腕前。
 ののかちゃんとレイコちゃんの、ガチ格闘技対決が見てみたいです。レイコちゃんのキックも強烈ですから。


『うちらの姉様』
 企画ページ。
 「小坂俊史」 『わびれもの』担当でおなじみの鈴木編集長ですが、それ以前から、小坂先生のエッセイものには、ときどき登場していますね。数年前の、ほん愉増刊のゲスト『東京暮らしはじめました』で、上京の直後に「中野? 家賃高いんで有名だよー」と言っていたのも鈴木さんですね。今より髪が長かったようです。あと、MOMO創刊前に、「増刊を出すので描かない」と誘っていたエピソードもありましたね。
 「森井ケンシロウ」 横井三歩先生は、くらオリの付録についた『がんばれ!メメ子ちゃん』フラッシュアニメの、作画スタッフに加わっていますね。


『こうかふこうか』 佐藤両々
 悪い人はいないのに、ちょっとギクシャクする人間関係。
 「とどめ」 タイトルが絶妙です。
 「破壊神と闘神と」 これもタイトルがいいですね。
 「気づいた?」「男だったら」 ツッコミ役ふたりは、女性としても、とても素敵ですよ。


『つくねちゃん+30』 ひらふ
 こころなしか、つくねちゃんが巨大化したような気がします。以前から、こんな大きさでしたっけ? ペンギンなみの大きさです。


『おかあさまといっしょ』 小池恵子
 重く充実した話。ダーク小池恵子。旦那さんの顔が出たのは初めてかな。


シュレディンガーの妻は元気か』 中島沙帆子
 甥のハルトくん登場。静かで利発な理系少年。とてもかわいいです。
 「定常宇宙論とか?」 定常宇宙論とは、ビッグバン理論と対極にある宇宙論のこと。ビックバン理論以上にマニアックです。
 「修平とハルト」 マイナスイオンは、科学的な定義もされていない存在ですからね。もともとは、滝の近くの帯電した細かい水の粒を、大気イオンと呼んだことがはじまりのようですが、この帯電粒子をイオンと呼ぶことが、そもそも間違っています。それに、負に帯電したイオンは、マイナスイオンではなく、正確にはアニオンまたは陰イオンと言います。で、空気中の水の粒を、仮にマイナスイオンと呼ぶのだとしたら、マイナスイオン水とか、マイナスイオン浄水器とかいったものは、そもそも原理的にナンセンスということになります。ニセ科学で売りこむ浄水器に関する知識については、例えば、『水商売ウォッチング』などのページを参照してください。こちら。
 「夢は果てなく」 そうか、ブラックホールは、とても大雑把に言うと、白色矮星に近い存在だから、白くて熱いのか。


やまいだれ』 小坂俊史
 「選挙まであと3日」 タイムリーかつリアルなネタ。新型インフルエンザを過度に怖がる風潮もいかがなものかと思います。冬になったら、季節性インフルエンザのワクチンが足らなくなって、困ったりしないのかなあ。タスキの「きくち」が、後の作品の伏線になっています。
 「ある格闘家の死」 タイトルがシビアですね。やっぱり死んじゃうんだ。2コマ目、患者の名前は、谷原。「やわら」と読むんでしょう。柔道ネタの伏線になっています。
 「男の園へようこそ」 16連続って、この男、女なら誰でもいいのかなあ。見境が無さすぎです。
 「魔女の飲み会」 田中くん受難。いつもですが、今回は特にハード。黒見マコは、自分では一切飲まないんだろうなあ。
 「今はこれが精一杯」 この患者は、全力症の治療に来ているんでしょうか。それとも、なにか別の病気の治療に来ているんでしょうか。
 「眠り続けるお父さん」 第13回のウルトラクイズは、1989年。このヨメ、記憶力がいいなあ。シビアなオチです。4コマ目、目をそらすヨメが笑えます。
 「はやく医者になれますように」 3コマ目で格好つけるものだから、墓穴を掘りました。
 「知り合いも出てました」 知り合いが出てたのは、2時間特番じゃなくて、「困ったちゃん特集」のほうでしょうか。知り合いも、違うジャンルの困ったちゃんなのかな。真面目な1〜3コマ目と、のんきな4コマ目。
 「ひらがなにしておけば」 きくち候補は、菊池じゃなくて木口でした。サングラス党の森田氏って、あの森田さんでしょうか。彼が出たなら、泡沫候補じゃなさそうですが。


『モトリョ』 幌倉さと
 ミトリョ姉さん登場。おっとりタイプ。札幌観光とお留守番。


幼獣マメシバ』 青木光恵 永森裕二
 最終回。打ち切り漫画っぽい展開です。最後まで、柴犬が登場する意味が薄かったような気がします。