今月のまんがくらぶオリジナル

まんがくらぶオリジナル2009年1月号の感想。


『がんばれ!メメ子ちゃん』 むんこ
 あまりクリスマスらしくないクリスマスネタ。
 岸田兄、4コマ漫画界に数多いヘタレ眼鏡かと思いきや、早々に卒業か?
 岸田兄は、萌えキャラですね。


『うちの姉様』 野広実由
 「歩けないなら」 タイムマシンの実験。成功していたら、とんでもないことになりそうです。
 「イノセントすぎるラブ」 まさにイノセントすぎるラブ。


リコーダーとランドセル』 東屋めめ
 クリスマスの予行演習。楽しそうです。
 沙夜さんの勘違いネタ、よくネタが続くなあと感心させられます。面白いです。顔を赤らめたり、目に涙を浮かべたり、かわいいなあ。


『そんな毎日』 おーはしるい
 キャットフードに、カレー粉(粉末のやつ)を少量かければいいような気もしますが、カレー粉も猫の健康に悪いのかなあ。


『つくねちゃん+30』 ひらふ
 ゲスト。よくある高年齢独身ネタですが、ペットと後輩のキャラがよく、主人公も明るくて、ネタも練られていて面白いです。連載にするには、発展性が課題かな。


『しっかりネ 松原くん!』 千岡ななえ
 ゲスト。『あらしの用心棒』の千岡ななえ先生が、竹書房に登場。ちょっとデフォルメが、ぎこちない感じがしますが、キャラクターがよく、好印象です。


『こうかふこうか』 佐藤両々
 扉絵、先月の続きになっていますね。ケーキ幸花シリーズ。
 クラッシャー岩井と亀ちゃんの恋愛話。4コマ漫画で人間関係と会話をこんなにじっくり描くのは、稀有なことではないでしょうか。後半は、岩井と亀ちゃんの会話が延々と続くため、画面の構図に、変化とメリハリをつけて、単調に感じさせないようにしています。匠の技。
 北●晶、漫画家じゃない方な、というコメントに笑いました。北条晶北斗晶では、大違いです。


『ベルとふたりで』 伊藤黒介
 画力のある作家さんなのに、ももちゃんの描きかたのぎこちないこと。記号的な萌えキャラを描くのは、苦手みたいです。まあ、ももちゃん自身、記号的萌えキャラのパロディーであることを、自覚しているメタなキャラクターなわけですが。


シュレディンガーの妻は元気か』 中島沙帆子
 「妻の心配」 ちかちゃんが医者嫌いとはちょっと意外。
 「当然ながら」 本当に、有効成分の含有量が全く同じで、値段の違う薬ってありますね。
 「やさしいんだよ」 看病計画、ちょっと栄養バランスは悪い気が。ひと寝入りしただけで、39.5度の熱が下がってしまうちかちゃん。さすがの体力です。


ねこまんが』 こいずみまり
 渡辺文樹監督作品は未見ですが、御巣鷹山のポスターは見たことがあります。
 公安さんもヒマですね。


『Good Morning ティーチャー』 重野なおき
 「沖ノ海」 漫画に出てくる力士は、なぜ「ゴワス」と言うのでしょう。検索してみたけれど、分かりませんでした。
 「もうヘタとかの次元じゃない」 この漫画で天変地異が描かれるとは!
 「投票者は生徒」 民自党、無難なネーミングセンスです。


やまいだれ』 小坂俊史
 「おとなの見る夢」 1コマ目、ビジュアルを重視しましたね。中年男のみる夢に、家族のプレッシャーは、半端ないですね。
 「こうかふこうか」 ある意味、佐藤両々ネタ。俺にも撃たせろとは、理不尽な。
 「ふたつの意味で」 これはオチが読めたかな。
 「たんぽぽのように風まかせ」 1コマ目のサヨウナラーという擬音がよいです。
 「あぶない人」 みんな思っていても、言わなかったことを。悪気が無いだけに、突き刺さる台詞ですね。
 「一杯でこのざまだ」 キレのあるネタ。酒じゃないのに酩酊できる薬品。ある意味、麻薬です。
 「機械的やさしさ」 M字口の先生らしい、厳しいネタ。
 「もうすぐボーナスですね」 病をおして出社する社員よりも、常に健康な社員のほうが、ボーナス査定は良いような気もしますが、そこは漫画ですしね。
 「夢を追いつめて」 ざっと兆規模。国民1人に1万円のプレゼントを渡して、経費を無視して、1兆円強か。なんだか定額給付金のことを思い出してしまいました。首相のキャラがユニークです。戯画的な漫画における権力者は、徹底的に戯画化しないといけない、ということでしょうか。


『ちいちゃんのおしながき』 大井昌和
 ストーリー編スタート。工夫は認めるけれど、チンジャオロースは、カボチャよりピーマンのほうが美味いだろうし、さつま揚げも、カボチャ入れないほうが美味そうだけどなあ。


『いけどん三世帯』 黒金魚
 新連載。実話なのか、フィクションなのか、折衷なのか? 正直、個人的には面白さのよくわからない作品です。25kgのマグロって、クーラーボックスに入るものなの?


『S・Aで会いましょう』 胡桃ちの
 にこちゃん、ののちゃんって、お互いの等身が伸びることを知らないの?そういう設定?なんだそりゃ?


『ゆなさなニッキ』 小笠原朋子
 小笠原朋子先生の商業誌での4コマ漫画は、現在この作品のみ。どうか、長く続きますように。かわいい漫画です。問題の返事については、ここなどに書かれています。


『ショーコさん主婦選業中』 松山花子
 相変わらず、キャラクターの見分けがつきにくい漫画です。


『ママさん』 山田まりお
 最終回。ちょっと煮え切らない感じ。


『もしもしぐま』 梶原あや
 「ロボの交友関係」 シュールだなあ。


『エコエコパンドラ』 山田玲司
 空飛ぶ車のジェットエンジンはCO2を出さないの?
 「えーっ!! 」という台詞を言うときは、驚いた表情をさせましょう。漫画の基本です。
 パンドラ30、「は」と「に」が逆です。反対の意味になっています。初歩的なミスをしないで下さい。


『さかな&ねこ』 森井ケンシロウ
 フルカラー意味ねー! サブタイトルが全部「クリスマス」なのは、突っ込むところでしょうか。
 1本目と最後の1本は、矛盾するようですが、パラレルワールドなのかな? それとも、綾波レイ方式なんでしょうか。「私が食べられても代わりはいるもの」 水槽の中を大量の魚が泳いでいるという・・・それは普通か。


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