今月のまんがライフオリジナル

まんがライフオリジナル2008年12月号の感想。


おうちがいちばん』 秋月りす
 クリスマスネタ。多彩な視点から、クリスマスを語ります。


『ファイト!息切れOL』 吉田美紀子
 「超満員」 命の危機。
 「プラマイゼロ」 命の危機。


『店長の憂鬱』 碓井尻尾
 こちらもクリスマスネタ。回転寿司でコスプレクリスマス、シュールです。
 「持ちこみ」 回転寿司屋である必然性が一切ありません。
 「カニ物語」 前回試みた脱走はならず。今後も水槽の中で。
 「鹿マニア少女」 面白いです。こういう4コマは、何に分類されるんだろう?不条理系?


『ゴーインマイクック』 後藤羽矢子
 最終回。いきなり5年後。3本目、「おそいよー」って言っている妊娠中?の女性が、旦那に横恋慕していた彼女でしょうか。バックナンバーが無いので確認できず。
 短期連載だったから、単行本はむずかしいかなあ。


『ちいちゃんのおしながき』 大井昌和
 「自慢のお代」 マッカラン25年は、安くても4万円弱するようです。バランタイン30年と並んで、手が出ないウイスキーの双璧ですね。でも、東京ならば、金ありゃ買えますね(東京駅の地下街のハセガワとかで)。マッカランの18年は飲んだことがあります。


『全力委員長』 のしお
 タイトルバックの小山田さん、サンタコスプレをして、クリスマスツリーを切り倒したんでしょうか。それとも、サンタコスプレをしている人まで、殺っちゃったんでしょうか。
 「解体ショー」 サンタクロース四肢断裂!(四肢断裂は、施川ユウキ先生の造語です。)


『おいしい日曜日』 小笠原朋子
 最終回。なんとも曖昧な結末。ふり返れば、先生が振られるという展開は、いらなかったような気もします。
 結局、引っ越すの?キャンセルするの?
 柱の文章は、引っ越すことが前提ですが、個人的には、キャンセルする説を取りたいです。


『ぼくと姉とオバケたち』 押切蓮介
 次回最終回。まさか、この漫画で、このような人情話が描かれるとは。
 カッパ君の自立。手紙。電話。カッパ君は本当に愛すべきキャラですね。


『東京眼鏡』 あらい・まりこ
 1本目。まさかの展開。京子ちゃんが、東君に手編みのマフラーを準備中。少しは、仲が進展していっているのかな。前途は多難そうですが。


エデンの東北』 深谷かほる
  1日6食の少女と、肉と魚と野菜と甘いものが嫌いな少年、前途は多難です。


『ベルとふたりで』 伊藤黒介
 2色カラー7ページ。プッシュされてるなあ。
 元ネタは、ルドルフ(ルドルフとイッパイアッテナ)、アメディオ母をたずねて三千里)、トバーモリー(サキの短編小説)、ヨゴロウザ(ひげよ、さらば)ですね。
 いまひとつ方向性に迷いが見えた時期もあったのですが、今回の作品は、十分に実力を発揮していますね。


『奥様うでまくりっ』 野中のばら
 「パティシエ情報」 ショコラ・ド・ノエルは、クリスマスのチョコレートという意味、お菓子のスタイルは、様々です。
 「千絵さんの芸」 ブッシュ・ド・ノエルにカブトの幼虫、ロールケーキを巻くときに、巻き込んでおいたのでしょうか。
 「調子にのる人」 『おうちがいちばん』の「創造の暴走」のひわちゃんと同じようなことをしています。
 「しょっぱいもの」 しょっぱいの意味が根本から違います。


『野性のじかん』 カラスヤサトシ
 漫画内の時系列が錯綜しているので、ぼんやり読んでいると混乱します。


『とーこん家族』 よしもとあきこ
 最近、勢いのある面白さがあります。


『中央モノローグ線』 小坂俊史
 「中野の季節もの」 なのかさんの描くイラスト(描きかけ)が初登場。
 「高円寺の淡い夢」 社会人は、ある意味みんな夢の途中ですよね。
 「高円寺の深いまどろみ」 詩的な雰囲気の漂う一本。社会の最底辺に、時に人は夢を感じるものです。
 「西荻窪のポジショニング」 西荻窪のキャラクター、茜さんが初登場。西荻窪のピンクの象は、ハリボテです。ハリボテ文化圏なんでしょうか。「中央線の駅を、舞台の出演者風に書く」という妄想が、なんだかカラスヤサトシ先生みたいです。
 「西荻窪の小さなメリット」 茜さんの性格が、よくわかる一本。
 「中野の世界発信」 Baby、Beast、Beautyの3B要素。4コマ漫画業界で、3Bを効果的に使っている作家さんは、神仙寺瑛先生ですね。4コマ目の、ネタを探して歩く、なのかさんが面白いです。
 「中野の歴史的皮肉」 このネタは、どこかで見た気がします。どこだったかなあ?
 「阿佐ヶ谷の街角メルヘン」 海鮮メリーゴーランドは、こんな↓店みたいです。メルヘンかなあ。



 「武蔵境の悪女宣言」 キョウコちゃんの受験と進学は描かれるのでしょうか。それとも、永遠の中学生なのでしょうか。この作品の時間の流れを決めることになるだけに、注目です。全然、人物の動きの無い作品なのですが、カメラワークと3コマ目の照明効果で、単調にならずにドラマティックに演出されています。
 「吉祥寺のマニアグッズ」 インパクト満点な一本。抱き枕は、写真なのでしょうか?イラストなのでしょうか?自分で作ったのかなあ?ちなみにオリジナル抱き枕1個を注文しようとすると、4万円程度かかるようです。
 「中央線のいのり」 なのかさんの優しさが伝わる一本。学生時代、自分の乗った電車が死亡事故を起こしてしまい、原罪を感じてしまって、悩んでいた同級生がいました。


『クロジとマーブル』 富永ゆかり
 大家さん、いいキャラクターですね。柱の富永ゆかり先生の「私の年末の過ごし方」で、びっくりしました。途中まで。


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