今月のまんがタイムオリジナル
まんがタイムオリジナル2008年7月号の感想
表紙裏 まさかの笹木まみ復活のお知らせ。びっくりしました。
『ラディカル・ホスピタル』 ひらのあゆ
病院もデジタル化の時代なんですねえ。
『ささきまみれ』 小坂俊史
小坂先生いわく、最も普遍的なモノをやるための、笹木まみ復活だそうです。
先生の日記を抜粋すると、『今回の笹木まみは日がわりません。よりオーソドックスな、それこそタイトルを「ササキさん」にしようかと思ってた程の古典に近いスタイルにしたいと思ってます。』とのことです。
正直、完全な新作を待っていた部分はあるのですが、今は、小坂先生の意志が、十分に反映された作品になることを願っています。ただ、古典スタイルの4コマって、意外と感想が書きにくいんですよね。
以前、小坂先生は、笹木さんのことを、いしいひさいち先生の三宅さんに例えていましたが、実は、笹木、飯田、みっちゃんの3人は、いしい先生でいうと、菊池(バイト)、久保、鈴木の3バカに相当するのかも知れないです。定番キャラで、とことん4コマの可能性を追求してください。
「長くつしたのササ」 タイトルは児童文学の「長くつしたのピッピ」からですね。これだけ色気のないニーソックスも珍しいです。
「しみついた味覚」 悲哀を感じます。
『らいかデイズ』 むんこ
書記君の痴話喧嘩と、手作りの服の話。
「わかっている男」 竹田ナイス。
「フラッシュバック」「母と娘」 いいお話です。
『L16』 東屋めめ
みゆき先生と菜々香ちゃんの仲の良さ、菜々香ちゃんと春香さんの仲の良さ、どちらも微笑ましいです。
『あかるい夫婦計画』 井上トモコ
「オトコの風呂敷」 これはカッコいい。
「作ってみた」 凍らせた豆腐は、すごい食感になります。
『スーパーOLバカ女の祭典』 山田まりお
ついに最終回。やりたい放題。初期と比べると、相当絵が変わっていますね。
ともあれ、お疲れ様でした。次回作も楽しみにしています。
『塀の上のジゴロたち』
おばあさんの死によって、取り残された猫の物語。そして、自分の責任で猫を失った女性の物語。よいお話です。じんときました。
『あしたは晴れだよっ』 高世えり子
就職活動もの。実体験が反映されているような気がします。
『あらしの用心棒』 千岡ななえ
野良犬って見なくなりましたよね。昔はいっぱいいたのに。今の時代、野良犬は生きにくいような気がします。
『ミラクル書店』 吉川景都
作家さんとか、芳文書房の営業さんとか、レギュラーが増えていい感じです。リアルな業界ネタと現実離れしたネタのバランスも良いですね。
『おたママ』 茶崎白湯
娘が小学生に見えないんですよね。高校生くらいに見える。
カードネタが面白かったです。
『あなたが主役になった時』 松山花子
「呪いの人形」 勉強になりました。
『時間がない!!』 王嶋環
新連載。ウェブデザイナーのハードワークもの。なかなかリアルでいい感じです。
『そこぬけRPG』 佐藤両々
こちらもハードワークもの。やはりリアルです。リアルなハードワークものが、雑誌の柱のひとつになりそうですね。
『本日休診』 桂武英 及川こうじ
こちらは、『塀の上のジゴロたち』とは対照的に、おばあさんが猫を飼い始める話。
『毎週火曜はチューズデイ!』 OYSTER
ネズミ茶碗、デインジャラス。
『うっちゃれ乙女組』 岡田がる
キャラの見分けがつかないんですけど。なんでこんなのが掲載されるんだろう。
『花咲だより』 高原けんじ
「水たまり」「ジュース」 実に微笑ましいですね。
『やくみつるのズバリ一発勝負』 やくみつる
なんのヒネリもない、素人でもかけるネタ。素人はバカバカしくて、こんな漫画は描きませんが。
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