今月のまんがライフMOMO

まんがライフMOMO 3月号の感想


せんせいのお時間』 ももせたまみ
 まだまだ続く修学旅行編。もう一泊するようなので、さらに続きそうです。


『ちとせげっちゅ!!』 真島悦也
 「チョコレートパニック」 ♪チョコレートでFly Away Fly Away (フジファブリック「Chocolate Panic」より)
 「コロリ」 ホウ酸でイチコロなのはゴキブリですよ。人体にも有害なようですが。


『家政婦のエツ子さん』 こいずみまり
 扉絵、おやくそくというか、そのまんまです。


『天使のお仕事』 佐藤両々
 久しぶりに桜ちゃん登場。鷲卵(しゅうらん?がらん?)は、そもそも読み方がわかりません。正直言うと、鷲(わし)も難しい。


『こはるび保育園』 藤凪かおる
 保育園漫画としても、地上げ屋漫画としても、中途半端な印象がぬぐえません。


『激戦区ツンぷに食堂』 RYU-TMR
 凛子特殊スキルは、大リーグボール1号の原理ですね。


『カギっこ』 山口舞子
 「予想超え」 箱の中に住みたいと聞くと、安部公房を思い出してしまいます。

箱男 (新潮文庫)

箱男 (新潮文庫)


『ご先祖さまといっしょ』 竹林げつ
 4コマ向けに絵柄を簡略化しているのは分かるのですが、16歳が16歳に、10歳が10歳に見えないのは、ちょっと問題かなと思います。
 主人公が16歳で一人暮らしをしているのが、やや不自然です。でも、例えば18歳と10歳では、犯罪の匂いがしてしまうので、これはやむを得ないかな。全体にのんきな漫画で、その点では好印象です。


『とりかえっこトリプル4コマ』
 美少年、美少女大集合になっています。猫田先生は他人のキャラでサービスしすぎです。


『萌道』広告
 カラスヤサトシ先生の『萌道』が単行本化ですが、MOMOコミックスのA5版ではなく、『カラスヤサトシ』と同じB6版での発売となるようです。発売日は、『カラスヤサトシ』3巻と同時の3月21日。
 『カラスヤサトシ』にフォーマットをあわせることで、カラスヤ先生のプチバブルに乗っかろうという思惑のようです。書き下ろし53Pというのも、『カラスヤサトシ』3巻と厚さを揃える意味があるのでしょう。
 販売戦略を考えると、これが正解でしょう。カラスヤ先生的には、あまりおいしくなさそうですが。


『キャラ道』 カラスヤサトシ
 まず、課題の4コマ漫画を描いて、それを元に打合せをし、その結果を反映して、ページの残りの漫画を描くという、かなり面倒なことをしているようです。
 キャラクターを使って漫画を描く練習をしたければ、人のキャラクターを借りるのが、最も手っ取り早いと思います。具体的には、とりかえっこ4コマを、描かせればいいのではないかと。単行本の発売も近いようですし、『萌道』と『ちとせげっちゅ』で、とりかえっこ4コマをやるのはいかがでしょう。『萌道』を描く真島先生が大変か。


『キミとボクとの∞』 
 南雲くんよりも、むしろ瞳ちゃんのほうが変人だということが、はっきりしました。


『お父さんは年下』 北条晶
 大学生活にまで、話が広がっていったのは好印象です。


『はねる!レンタル少女』 しいなみなみ
 バレンタイン後に、コタツのレンタルは、時期が遅すぎる気が。


『わびれもの』 小坂俊史
 冒頭で、取材費が厳しいことが暴露されました。遠出をする場合は、自腹での取材になりそうです。
 担当のスズキ編集長と真冬の江ノ島へ。スズキ編集長、いいキャラをしています。取材日が12月26日ということで、時期はおそらく年末進行の終了直後、そう考えると、なんとなく開放感を感じます。
 最後、恥ずかしさにのたうちまわる小坂先生に萌えました。『孤独のグルメ』の文庫は、資料として買っておくべきか。

孤独のグルメ (扶桑社文庫)

孤独のグルメ (扶桑社文庫)


『スキスキ!!アクアリウム』 押切蓮助
 MOMOに押切蓮助、大橋ツヨシなみのミスマッチ。鑑賞魚を擬人化しつつ、その死と埋葬を描くエッセイ。擬人化が効果的で、印象深い作品になりました。

まんがライフ MOMO (モモ) 2008年 03月号 [雑誌]

まんがライフ MOMO (モモ) 2008年 03月号 [雑誌]