まんがライフMOMO 2018年2月号
まんがライフMOMO 2018年2月号の感想
『わびれもの −戌−』 小坂俊史
ドッグカフェなんて、ちゃんちゃらおかしい発言。十二支に、ネコやフクロウやメイドさんがいなくてよかった。
『元犬』の原話では、舞台は目黒不動のようですが、口入屋(人材派遣業)の旦那が通りかかる舞台としては、商業地だった蔵前のほうがリアリティがあるのでしょう。
三遊亭金馬師匠が鈴本でトリを取ったのは、12月の上席(1日〜10日)です。8月に発注があって、12月の上席。さらに、時間の関係で、福島行きさえもNGなタイミング。
やはり、ある程度タイムリミットが迫らないと、ライブ感のあるエッセイは描けませんよね。並みの編集だと胃が痛いかもしれませんが、今回の編集さんはギャンブラーだし。
現在、『元犬』をブラッシュアップして得意ネタとしているのは、隅田川馬石師匠。その師匠にあたる五街道雲助師匠が、12月上席には出演されているので、そこに賭けたのかもしれません。
小坂先生が犬肉を食べたのは、2000年の竹書房『初めて行く韓国ナビ』の取材でしょうか。未読なのですが、実用性が失われた昔のガイドブックでは、入手は困難だろうなあ。