まんがくらぶ2018年2月号
まんがくらぶ2018年2月号の感想
『父とヒゲゴリラと私』 小池定路
小学校低学年のスキー遠足で、みんなリフトに乗るのか。さすがは北海道。
『せんせいになれません』 小坂俊史
タイトルバックに対する読み札を、俳句と川柳しばりで。
か: 柿食えば 金がうなるなり 法隆寺
い: 犬がぶり 足を取られて もらい水
さ: 幸いと 思えて今日も さけさかな
ふ: 降る雪や 河田は遅く なりにけり
「全天候型」 異なる時間軸においても、完璧に時間をコントロールする能力者。
「新年国語テスト」 あしびきの…歌で「こわい」気持ちになるシチュエーションって、マジで怖そう。永久に明けることのない孤独な夜…。
「指」 シャレになることと、ならないことが、世の中では割とシームレスにつながっていることについての教育。
「ちかよりがたい」 「医者の不養生」→「保険医の赤袴」
「もったいない」 校内にライバル業者がいないが故の強気の商売。
「本家を超える!! 桃山」 「桃山のニセモノ」扱いなので、まだよかった。「池田のニセモノ」扱いにされると、生存権が脅かされる。
「雪見酒のためなら」 氷点下で飲むデストロイゼロ(12%)。
『まんがでわかる動物講座』 高橋のぞむ
ウナギの稚魚は、すべて天然ウナギの仔。天然ウナギの生息環境と生息数を維持できるかが、これからの勝負になります。稚魚が遡上する東アジア一帯で、上流の生息環境が恵まれている河川では、河口で稚魚を取らないことが特に重要となります。
国内産ウナギを使っている料理店では、仕入れ価格の上昇で、10年前に2,800円だった鰻重が4,500円くらいになっている場合もあり、すでに大きなダメージを受けています。また、そこへ納入するウナギは4,500円で売るのにふさわしいクオリティでなければならないので、手間を注ぎ込んだ養殖が必要となっています。
それに対して、国外で期間を短縮した養殖を行えば、稚魚の価格は上がっても、養殖に関するコストのカットでカバーできるため、日本国内で安価なウナギを販売できます。同じ稚魚を使った、安くておいしくないウナギ。
問題なのは、ウナギで4000円相当の満足を得ようとした場合、1匹4000円のウナギなら1匹だけでよいのに、1匹1000円のウナギだと4匹が必要になるということです。まずいウナギを大量に食べる文化は、稚魚の命を無駄に奪うことにもつながるのです。