コミティア108



 2014年5月5日は、同人誌即売会コミティア108へ。
 回ったサークルは、すこやかペンギン(霜風るみ先生)、さるさるの惑星(仙石寛子先生)、ぷーるぐえとわす(くらりっさ先生)、れんれんと晶(カワハラ恋先生、北条晶先生)、ON LIBERTY(橘紫夕先生)、両々王国(佐藤両々先生)、わたけい(渡辺圭祐先生)、センチメンタルユニオン(渡辺伊織先生)、うどん会(寺島令子先生、てらかわゆきこ先生)、猫丸印(楠見らんま先生)、Plastic Age(王嶋環先生)、ジャポニカ自由帳(小坂俊史先生、重野なおき先生)、やぎチャック(ひらふみ先生、神馬耶樹先生)、ずんだもち姉妹(野々原ちき先生、荒井チェリー先生)、4コマ同好会(たっちーさん、すいーとポテトさん、水池亘さん、八戸さん)など。


 小坂俊史先生は、『灰色の春』プレビュー版。作者自身を投影したイラストレイター、なのかを主人公とする『遠野モノがたり』の続編というスタイルで、震災後の2011年3月〜4月について、遠野での日日を描きます。いくつかのエピソードは、小坂俊史先生のTwitterで、リアルタイムに目にしていたもの。
 『遠野モノがたり』の登場キャラクターである座敷童子を、「当時書いていた漫画のキャラクター」としていることからも、より作者自身のルポに近い位置づけとなっていることがわかります。
 左ページが4コマ×2で、めくった右ページはストーリー漫画のコマ割り、という独特のスタイルで24ページ。
 地震による被害は、東北地方の中では比較的軽微だった遠野ですが、大きな被害を受けた沿岸部からは30kmということで、中継地としての役割を果たしていくことになります。その中で、「よそ者」のなのかの思いは…。誰もが、無力だった「あのときの自分」と向き合えるはず。
 今回は鉛筆ラフですが、次回以降のコミティアで、ペン入れし、オフセット印刷したものを、チャリティー本として販売するとのこと。無力な自分でもできる小さなこと。