まんがライフ2016年10月号
まんがライフ2016年10月号の感想
『紡木さん家の場合』 碓井尻尾
この作品のケイちゃんのように、「必要性があるから」ではなく、「なんか面白そうだから」で、こまめに動いて引っ掻き回す人間は、漫画として眺めているぶんには、非常に愉快ですね。現実世界にいるとイライラしそうであり、ゆえに、作品世界の登場人物たちも、ややイライラしているのでしょうが。
『うちの神が毛深い』 イシデ電
短期連載2回目。考えてみれば、このタイトルも、「ラノベっぽく」と考えたんだろうなあ。
「文士」「猫」「金(之助)」というキーワードだと、連想するのは夏目漱石ですが、見た目は菊池寛で、名前は諭吉。
『白衣さんとロボ』 柴
73ページ右 広くない部屋。
74ページ左 割烹着、たまご酒、リンゴ、次ページの果物かごと、形から入るロボ。
75ページ右 広い部屋。
76ページ右 2コマ目の、いちばんエモーショナルな場面に、白衣さんの顔も、ロボの表情も入れない。だけど、確かに伝わります。
76ページ左 この終わり方には、むんこ先生の作風との親和性を感じます。