まんがくらぶ2016年10月号

まんがくらぶ2016年10月号の感想
http://4koma.takeshobo.co.jp/cat01/9971/

『高尾の天狗と脱・ハイヒール』 氷堂リョージ

 OL漫画に親の視点が入ると、キャラの多面性が見えて、新鮮ですね。『OL進化論』のジュンちゃんを思い出します。

『なぎさ食堂』 藤沢カミヤ

 エビとアボカドが『女性が好きな』と言われがちなのは、男性は「要はタンパク質と脂肪だろ。じゃあトンカツでいいじゃん。」などと、乱暴なことを言いがちだからかもしれません。

『父とヒゲゴリラと私』 小池定路

 多くは語りません。この回は、4コマ漫画の歴史に残ると思います。

『せんせいになれません』 小坂俊史

 「俺をだしに使え」 遅刻カウントダウンは、「もしかしたら来るかも」という緊張感があるから、成立するような気がします。無人ロケットの打ち上げも、「爆発するかも」と思いながら見ていないと退屈ですよね。
 「イヤイヤネーム」 まさに醜名。小学生だけに、勝ち越して改名したら、それはそれで黒歴史になりそうなシコ名をつけるのだろうな。
 「一回だけ売れました」 この商売を女子にみつかったら、蛇蝎のように見られそう。
 「超お気に入り」 最初から手がかりが見えているというミステリー仕立て。
 「違いの分かる小学生」 2コマ目が、サイダースの結成秘話だったりして。しかし、集まっている生徒は、いかにもおっちょこちょいな連中ばかり。ペテンにかけるのは、赤子の手をひねるようなもの。
 「桃一族だ!! 桃山」 なんと 望月ももが起き上がり 何かを欲しそうに こちらを見ている!
 「前提覆す」 道を踏み外すには、道の上を歩く必要がある。社会がめんどくさいからドロップアウトしても、裏社会はもっとめんどくさい。とかくに人の世は住みにくい。

『おじさんとポニーテール』 香日ゆら

 3号連続ゲスト1回目。
 ある意味ファンタジーですが、SF的なオチが待っていそうな予感もします。