まんがくらぶ2015年9月号
まんがくらぶ2015年9月号の感想
『高尾の天狗と脱・ハイヒール』 氷堂リョージ
「ジェントルマンたぬき」 ニュークス(マッドマックス)みたい。
『のみじょし』 迂闊
オランダ煮?と思いましたが、揚げ煮にするんですね。
『なぎさ食堂』 藤沢カミヤ
しらたき、糸こん、葛切り、春雨に、初期の『ひがわり娘』を思い出す。「白菜!」「白菜!」「白菜!」からの、「しらたき!」「マロニー!」「くずきり!」。
『せんせいになれません』 小坂俊史
「新種発見」 無知に加えて、大穴を狙いに行ってしまうギャンブラー気質が、たぶん問題なのでしょう。深読み、カケヒキをしがちな教師。
「人としての基礎」 この記事も、そんな恰好で書いています。
「ストレスたまってんのよ」 プールサイドで正座という小学生ルール。市民プールだと、グイグイ泳ぐ人は多くて、コミュニティーもあるから、モテないわけではなさそうです。リゾートプールや海だと、浮いてしまいそうですが。
「監督権限」 根性主義から市場主義へ。
「危険物処理」 荷物の中にあるであろう下着類は一切気にしない、という豪胆な女。
「悔いなき夏だ!! 桃山」 アブラゼミの幼虫は6年土の中にいるから、品種改良にも、1世代で6年間が必要。長い年月をかけて品種改良を続けてきた小学生。
「さすが俺の教え子」 4日間にも渡るタフな交渉は、社会勉強としての経験値も高いですね。たとえ、相手が池田でも。
『せんせいになれません連載200回到達記念企画』
連載200回を記念した企画ページです。小坂先生おめでとうございます。
重野なおき:イラストでは池田が裸、漫画では桃山が健在、というのが見どころ。
藤島じゅん:相沢さんのかわいさ。
王嶋環:デビュー間もない小坂先生は、自称「硬派」で、作品に女性レギュラーを出すことにも難色を示し、和泉、沢口を登場させた後も、胸については「ぺったんこ」にしていました。「硬派」というより、「照れ屋」だったのだと思いますが。小坂キャラに「胸がある」描写が登場した時には、2ちゃんねるで騒ぎになったほどです。漫画のほうは、岡部、戸田、古賀の登場がうれしいですね。宇津井さんは、ややなつかしめの絵柄。
こいずみまり:似せる気のない和泉と沢口が、すがすがしい。
いがらしみきお:たぶん、貝の中に池田が入っているのだと思います。
迂闊:『のみじょし』のキャラも、小坂タッチになっているのが素晴らしい。特に東雲さんの笑顔。小坂キャラがこの笑顔をするときには、たいがい裏に何かがあるのですが、「東雲さんの笑みには、裏が無いのだなあ」と思うと、安心しますね。
『中堅になりました』 小坂俊史
「丸くなっちまった」 ダブルミーニングのタイトル。17年後だから39歳、生徒たちは29歳になっているのか。
「ヒマをもて余した末に」 しかし、あのクオリティのコーヒーで、よく独立開業したものだ。和泉の生き方は、『おうちがいちばん』のひばりや『かしましハウス』のみづえに近いのかな。定職があって、趣味が出来れば、それなりに幸せ。趣味を仕事にする苦しさもないですし。ただし、達成感もそれなり。
「なぜか毎年俺のクラスに」 第17代ということは、『せんせいになれません』の時代の西の台小学校に、1年生〜5年生の桃山が、すでにいたということか。怖っ。私が卒業しても代わりはいるもの。
『小杉センセイはコドモ好き』 やまもとまも
最終回。
これはあれだ。『時をかける少女』の「未来で待ってる。」「すぐ行く。走って行く。」だ。