まんがくらぶ2014年8月号

まんがくらぶ2014年8月号の感想
http://4koma.takeshobo.co.jp/cat01/5990/

『せんせいになれません』 小坂俊史

 「若さゆえ」 1日剃らないのが他人から認識できるほど、ヒゲの伸びるスピードが速い人は、マジで2日くらいでこうなります。「若いもので」と言っていますが、ヒゲの太さが最大となる(見た目ヒゲが濃く見える)のは、40歳くらいだそうです。
 「美しいメモリー」 教科書は忘れても、飲食物は忘れない。
 「水の日」 先生も大変だが、巻き込まれる生徒のほうが大変だ。
 「週一でいいから」 沢口と和泉って、普段はどこで給食を食べているのかなあ。それにしても恐るべきは、食い物に関する池田の情報収集能力。
 「無差別サービス」 見ていて悲しくなるアイスケーキ。
 「大ギャンブル」 本命はB(59)。
 「成分は同じはず」 3コマ目の「何も言わないで」がオチを補強。
 「観察するのか!! 桃山」 ギャルソンのようにパスタを3皿掲げて帰宅する桃山の姿が目に浮かびます。
 「目を背けたくなる現実」 虫捕り道具を持った戸田はいいとして、釣竿とボールを持った岡部、水泳道具を持って山に向かう古賀は、ちょっと落ち着け。

『土曜ランチ』 イシデ電

 ゆゆの成長はもちろん、「おいてかれる」感覚に気付くというねねの成長も、きちんと描いています。

100万ボルトの彼女』 楯山ヒロコ

 稲田の事情が分かって、物語は次の段階へ。
 父親の「人に迷惑をかけるやつは悪」というのは、単に「オレに迷惑をかけるやつは悪」というだけのこと。それを聞いて、素直に正義の味方をしてしまう稲田のまっすぐさ。

『2コマ堂』

 優秀賞をいただきました。ありがとうございます。
 しかし、「セミへの見立ての裏をかく」という高度な思考は、全くしておりませんでした。セミの見立てをしなかったのは、「桃山がすでにやっているから」という単純な理由によります。
 なお、もう1本投稿した作品は、
  1:あの山を登っていきました
  2:行ったわよ
  3:すまん
というもの。面白くはないですが、「このシチュエーションって、素直に読むとこういう意味だよね」という思いから、一応投稿してみたものです。