ビッグコミックオリジナル2014年7月増刊号
ビッグコミックオリジナル7月増刊号の感想
『まどいのよそじ』 小坂俊史
第4回 セーラー服
1コマ目で、娘にブレザーを着させているのが伏線。
高校の制服を残している人は、ある程度はいるとしても、中学の制服を残している人は、ずっと少ないはず。
しかし、ここで中学の制服としているのは、主人公の年齢が40歳でフィックスされているので、高校生だと設定的にやや窮屈になることと、「子供だと思っていた娘が開花する」というのが物語のキーとなっていることが理由でしょうか。
『とびだせ漂流家族』的な転勤の経過と、同作品のダルマ的なセーラー服。
伊藤さんのセーラー服の足と、娘のセーラー服の足との、残酷すぎるコントラスト。
セーラー服の母をそれなりの説得力がある可愛さで描き、なおかつ、それを打ち砕くインパクトで娘の可愛さを描くという難事。
小坂漫画で、まさかのツヤベタ! 娘の美しさに、父ならずとも鼻の下が伸びる。
小野福美、旧姓吉田。旧姓のジャージを着る母というのは、なかなかにレア。結婚したら、制服以上に、とっとかないですよね。
『17歳のチズ』 佐藤智一
8つの印の中心と言っていますが、正確にその印の中心にあるならば、3か所の印だけから、場所は特定できますよね。
『シャカイの窓』 いとう耐
「便乗グルメ」 ラーメンでPだと、白湯(パイタン)があるけど、とんこつとかぶるか。ツメが甘い。