今月のまんがライフオリジナル

まんがライフオリジナル2012年12月号の感想


http://4koma.takeshobo.co.jp/cat04/4259/


『野村24時』 板倉梓
 「嬉しい」 タイトルが2コマ目にも4コマ目にもかかっていて効果的。


『だから美代子です』 むんこ
 「どんだけ鍋好きだ」 クラブガンナーちゅうかデザートガンナー(太陽の牙ダグラム)。
 「行李と小豆」 現在では行李は入手困難かも。愛宕山にあるNHKの博物館では、実際に行李と小豆を鳴らせます。結構爽快。
 「聖夜」 午前3時すぎだからなあ。


『セトギワ花ヨメ』 胡桃ちの
 スポ根ウルトラマンウルトラマンレオ


『星降り村事件ファイル』 碓井尻尾
 「一大イベント」 宇宙人→SF→21エモンゴンスケ→イモ掘りホーイ
 「逃げないね」 イモがなめこっぽい。
 「復活」 土に埋められたら復活したけど、ひょっとしてこいつ、食われても復活するんじゃないか(恐怖)。


『ゆにいる』 渡邉
 「歴史色」 個人事業主に退職金はあるのか? と思ったら、法人化して、社長だったからあるのか。
 「女子度判定」 胸のホットケーキ評価。この作者胸揉むの好きだなあ。


『明日もコトコト』 犬上すくね
 男手で3つ子を育てるのか、それだけでも漫画のネタになるくらい、苦労も喜びも多そうだなあ。


『よんこまのこ』 重野なおき
 「その手が!!」 さすが絵描きの血筋!
 「昔のギャグ」 さらに昔ならガッチャマンでしょうか。
 「大マジメ」 自立心の高いるいくん。
 「そして息子よ」 パンツマン(よつばと!)。


『奥様うでまくりっ』 野中のばら
 2012年11月17日、北海道新聞野中のばら先生の訃報が掲載されました。コミックナタリーによれば、11月16日未明に、ご病気で亡くなられたそうです。
 ベテラン4コマ作家のなかでも、もっとも安定感に優れ、猫漫画の単行本もコンスタントに出ていましたから、この先20年も30年も作品が読めると思っていたのに、残念でなりません。心よりご冥福をお祈りいたします。
 ペット漫画を長く書き続けたり、数日の旅行をもとに1年間以上も漫画を続けたり、日常からネタを探し続ける能力には、卓越したものがありました。須藤真澄先生、寺島令子先生たちと実録猫漫画をリードし、また、旅漫画のスタイルを確立した功績は、まことに偉大です。
 また、「奥様うでまくりっ」では、萌え4コマの萌芽のはるか以前から、「楽園としての日常」を描いてきました。肩の力を抜いて読める良質のエンターテインメントになっていたと思います。
 大勢の後輩漫画家たちが、野中先輩の切り開いた道を歩いていきます。どうか安らかにお眠りください。


『モノローグジェネレーション』 小坂俊史
 テーマは謝罪。
 「中学生ひとみ(14)の謝罪」 今日日の「絶交」はケータイからか。
 「ストリートミュージシャン・ニコ(25)の謝罪」 こういう持って回ったことをしたがるタイプだから、たぶん音楽家として表現者をしているんだろうなあ。鬱屈がエネルギー。
 「OLみのり(31)の謝罪」 臆病さと優しさは隣り合わせ。気持ち悪さと優しさも隣り合わせ。
 「大学生一穂(19)の謝罪」 純心で無垢であることと、男にシビアで辛口で毒舌であることは、まったく矛盾しませんからね。余裕の「あんな男」呼ばわり。
 「小学校教師イツ子(59)の謝罪」 3コマ目で三角定規と椅子でバトルするベテラン女性教師がシュールすぎる。まさに「派手に」やっています。子供たちには一生忘れられない光景になったかも。
 「イラストレイターなのか(33)の謝罪」 編集さんの仕事は作家に怒ることと、あちこちに謝ること。ストレスがたまりそうな仕事です。作家のほうも編集者のストレスを知っているからこそ辛いのでしょうが。
 「女社長しのぶ(44)の謝罪」 社長自らは謝らない方法もありそうですけど、社長自ら謝るからこそ許す相手もいるわけで、そこはシビアな戦略なのでしょう。あんまり関わりたくない世界ですが。
 「年金生活者ナナ(73)の謝罪」 なんというか、失うもののない老人ほど強いものはないですね。
 「中学生ひとみ(14)の土下座」 カオリちゃんとの長引いたけんかの後の、亮子ちゃんへの速やかな土下座。仲裁を頼める友人、誠実に2時間も探し続けてくれる友人がいて良かったですね。


『わたしのハテナちゃん』 柘植文
 Wikipediaによると、カイピリーニャについては、以下の通り。別に変なリキュールは加えていないから、ベースになるカシャッサの味が口に合わなかったのでしょうか。


 カイピリーニャ(Caipirinha)はカクテルの1種。カシャッサをベースに、ライムジュースと砂糖を砕いた氷と一緒にシェイクして作る。
 カイピリーニャはブラジル伝統のカクテル。ポルトガル語で「田舎者」という意味(よく見かける「お嬢さん」という意はほぼない)。現在はヨーロッパ、アメリカなどでも非常に人気となっている。材料のカシャッサはピンガとも呼ばれるブラジル特産のスピリッツで、さとうきびを蒸留させて作るのでラムの一種と言えるが、さとうきびの絞り汁を加水せずに直接発酵、蒸溜させて作られているので風味が非常に豊かで酒質は全般にラムよりも重厚である。カシャッサの代わりにウォッカを使ったカクテルは、現在カイピロスカ(caipiroska)と呼ばれる(昔はカイピヴォッカと呼んでいた)。またブラジルでは日本酒を使うサケピリーニャ(カイピサケなどとも)や、ラム酒を使うなどバリエーションが増えている。


標準的なレシピ
 材料(2杯分) ライム 1個 カシャッサ 100ml 砂糖 大さじ 1-2杯 クラッシュドアイス 適宜


  1. ライムは皮をよく洗い2cm角くらいのぶつ切りにする。
  2. グラスに1のライムと砂糖を入れ、すりこ木でつぶして果汁と砂糖を混ぜ合わす。
 3. クラッシュドアイスを加えカシャッサを注ぐ。