今月のまんがくらぶ
まんがくらぶ2010年8月号の感想
『まごころ』 魔神ぐり子
次回最終回。単行本化の都合でしょうが、ずいぶん中途半端なところで終わる印象。犬ネタで終わりかあ。単行本に『ヘルパーライフ』は収録されるか?
『せんせいになれません』 小坂俊史
「ゲゲゲの先生」 時事ネタ。水木しげる先生の自伝は本当に面白いです。『ほんまにオレはアホやろか』とか。「そんな人」ぶりが良く分かります。でも、なまけものを自認する水木しげる先生にも、非常に勤勉な漫画家としての一面が、間違いなくあるわけですからね。隻腕で漫画家をする人間が、努力家でないはずがないです。
- 作者: 水木しげる
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/07
- メディア: 文庫
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「秘密の花園」 私の子供時代、自宅トイレのお供は4コマ漫画でした。
「一日の終わる時」 ワイルドな原田父、へにょへにょな池田。
「冬の日の約束」 確かにストーンもどきの製作とか、手間がかかっていそうです。
「情熱的騒音公害」 クラス人数分のブブゼラを用意したんでしょうか。
「届かなかったぬくもり」 和泉もいい先生ではあるんですが。
「もやもやサマーバケーション」 「もやもやさまぁ〜ず」的なタイトル。3コマ目の動と、4コマ目の静が素晴らしい。4コマ目の夏休みの風景に、郷愁が誘われます。
「見てたとしか思えない!桃山」 桃山の盗撮容疑で拘留とは。桃山は警察をも操るのでしょうか。「夏のにおい」は、熱したアスファルトに水を注いで作るのか、夏草をすりつぶして作るのか。
「ただいまどハマり中」 水木しげるに始まり、横山光輝に終わる今回。戸田くん「孔明の罠」とはマニアックな。
『ひよわーるど』 橘紫夕
前回から、放任主義の学校が、この旅行では妙に厳しいなと思ったら、案の定、裏がありました。しかし、もーりはやりすぎ。岩田先生はチョロすぎ。作者の願望の反映なのかな。
『おのぼり新聞』
惜しいなあ。公開時期がもっと早かったら、さえない自画像の漫画家を、さわやかなイケメン眼鏡が演じる作品のフロンティアになれたのに。現状では、『ゲゲゲの女房』の後追い作品と見られかねません。
『コンビニ番長』 ふくた伊佐央
最終回。この作者のコンビニ漫画以外の作品も読んでみたいです。
『きじぃ君としぃさん』 大城さとし
最終回。沖縄情報が興味深かったです。