今月のまんがライフオリジナル

まんがライフオリジナル2009年12月号の感想


おうちがいちばん』 秋月りす
 今月は、8ページ→6ページに。最近、再録があったりしたので、心配していましたが、無理のないペースで続けていかれるようで、安心しています。
 「ツリーの場所は」 分かりやすくて楽しいネタ。1〜2コマ目を見るだけで、小太りな母さんと分かりますね。微妙な線の違いなんでしょうが、不思議です。
 「サンタのフトコロ」 シルバニアファミリーにトランを付けると、まるで別物に。6歳児にしては、マニアックなものを。
 「スーパーカー」 焼きイモ屋の車のオモチャ、チョロQにはありますね。また、かつてのミニカーにも、あったようです。こちらは、現在ではレアもの。


チョロQ スズキキャリイ(石焼きイモ屋さん) STD 53

チョロQ スズキキャリイ(石焼きイモ屋さん) STD 53



『ばつ×いち』 おーはしるい
 喫茶店でクリスマスイブ、安上がりで助かるけど、女の子がいやがらないかなあ。まあ、レストランにいくまでの、つなぎに寄るのでしょうが。


『しょっぴんブギ』 佐藤両々
 都窪くんって、『天使のお仕事』の師長の息子さんですね。そんなに子育てに負担をかける子には見えないのですが。


『店長の憂鬱』 碓井尻尾
 「トナカイ格差」 鮫島さんがキューンときてる。
 「目が合った」 男の子の名前が判明。タカベくん。やっぱり魚の名前。しかし、小さい子に、5人前の寿司を持ち帰らせるのは、かなりデインジャラス。
 「救急車を」 エビハラくんの目が描かれるのは、かなりレア。目が描かれると、天使のような美少年。
 「釘づけ」 鮫島さんがキューンとなっていたのは、トナカイの耳と角でした。


『ご契約ください!』 東屋めめ
 松野産業は、社員4人だけだったのか。それで自社ビル持ちか。金があるんだか、ないんだか、よくわからない会社だなあ。


『あしなり』 葛西りいち
 まんがライフWIN版では、某所で物議をかもした遠野編。「たまーにイラっとくる」と言っただけで、なんであんなに叩けるのか。漫画と文章に対する読解力が、根本的に欠けているとしか思えませんでしたが。
 基本的に、小坂俊史先生は、下書きの段階でほぼ完成形の絵を描いてしまうから、アシスタントを使ったとしても、依頼できる仕事は、ベタとトーンくらいしかないんですよね。ペン入れを頼むわけにもいかないでしょうし。
 ちなみに、116ページの仕事の原稿、単行本5巻の95ページと同じなのですが、どういうことなんでしょう。雑誌掲載前の原稿は誌面に出せないから、描き変えたのかな。
 東北地方の各地へは、出張で行ったことがありますが、夜、飲食店等が閉まるのは、本当に早いですよね。下手をすると7時台に店を閉めるところもあったりして。あまり、夕食を外食する習慣がないのかもしれません。


『遠野モノがたり』 小坂俊史
 朝の話から、遠野の夜の話へ。『中央モノローグ線』が、掌編小説とエッセイの中間だとしたら、この作品は、もっとエッセイ寄りですね。遠野の風景、空気感を伝えるために、いつもの漫画より、カメラが引いた絵が多いのも印象的です。
 「朝の風物詩」 霧の朝が舞台の4コマも珍しいですね。『ひがわり娘』であったかな?茫洋とした空気がよく伝わってきます。
 「夜の独占権」 この1本では、4コマにしては稀なほどの、かなり引きの絵で、なのかさんを包む風景を描いています。でも、田舎の星空を、このスペースで表現するのは、ちょっと難しかったかな。この辺りは、今後の研究課題でしょう。
 「夜の恐怖感」 絵画的な作品。1コマ目と3コマ目が、全く同じ風景の、秋と冬の対比となっており、2コマ目と4コマ目が、視線の先と視線の元の対比となっていて、美しいです。
 「夜の怪光線」 遠野では、パチンコ屋も、夜9時で閉まってしまうのか。
 「夜の心配事」 よくわかる話。1コマ目と2コマ目の対比が鮮やかです。
 「話の重要性」 このページで、タマさん。左のページで座敷童。この森ゆきなつ的な流れ。昔話の「どんどはれ」は、「めでたしめでたし」のような意味だとか。「どっとはらい」みたいなものですね。
 「童の存在感」 クールな感じが素敵。2コマ目と3コマ目が、カメラの切り返しになっていますね。
 「夜の克服法」 中野と違って、近くに飲み屋さんもあまりないんでしょうね。


小坂俊史クロニクル その2』
 FさんとWさん、王子が王子でテニスのときのチームですね。遠野モノがたりは、かなりの見切り発車というか、出たとこ勝負の要素が強そうですね。どう展開するのか、楽しみにしています。
 4コマ漫画、1コマ目の受話器が、汗を描いている表現が新鮮です。


『わたしのハテナちゃん』 柘植文
 10数年前の深夜番組、タモリ倶楽部でしょうか。私は、ダブルで、畳む派。
 TOTOも、トイレットペーパーを流す技術の研究はしているはずですが、その場合、「オニのようにペーパーを使った場合でも流せる」ことだけを確認すればいいから、平均使用量とかのデータ収集は、特に必要ないんでしょうね。


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