今月のまんがくらぶオリジナル

 まんがくらぶオリジナル2009年9月号の感想


『がんばれ!メメ子ちゃん』 むんこ
 沖縄編。むんこ先生の旦那さんは、沖縄で仕事をしたこともあったようですが、むんこ先生は、沖縄に行ったことがあるのかな。
 「そこは謝れ」 同人誌『だんなぼん』にも、沖縄のハリセンボンのネタがありましたね。
 「今だけひとりじめ」 夫と未婚女性が、ふたりきりで旅行するのを許す妻、というのも、なかなかいない気がします。まあ、田中もいるわけですが。
 「告白」 さーたーあんだぎーを食べながら告白。物語は終盤へ。次号から、巻頭より退くことになりました。


リコーダーとランドセル』 東屋めめ
 交通課の婦警さん、またも登場。
 沙夜ちゃんの誤解、解ける! 案外あっけなかったですね。でも、真実を知った後、「自分で解かなきゃだめよ小学生」と言うときの目は素晴らしいです。こういうサドっ気のある表情を描かせたら、東屋先生は抜群ですね。


『ベルとふたりで』
 キャンプ話。実際には、7歳児は、キャンプでは、あまり戦力になりませんが。
 大人1人と7歳児7人と犬1匹のパーティー。サバイバル能力は、かなり低そうです。テントの設営だけで日が暮れそう。でも、ののかちゃんが、思いもよらないサバイバル能力の高さを発揮。
 旧式のテント、魚の現地調達、たきぎ拾い、かまどの手作り、これぞキャンプの醍醐味ですが、実際は子供にはかなりハードです。ここはフィクションならではですね。


『こうかふこうか』 佐藤両々
 「昼休みが」 「至急FAXて言われた書類シュレッダーにかけてしまいました」って。ドジっ子サラリーマン富山くん、恐るべし。
 「アイスクリーム屋さん」 エンジェルワークって、『天使のお仕事』ですね。


やまいだれ』 小坂俊史
 「繊細球児」 高校野球の季節ですね。Yのチーム、横井商というのは、「よっこいしょ」のシャレなんでしょう。3コマ目の監督さん、「たいへんだなあ」と言うあたり、すごくいい人そうです。
 「グッナイ」 気絶と睡眠では、やっぱり疲労回復とかの効果が違うものなのでしょうか。違うんだろうなあ。
 「断腸の思いってほどでも」 ブラックでせこいオチ。手術直後に、ボクシングの試合をするつもりなのかな? かなり無茶です。
 「おそくなりました」 高齢の病人が、わざわざ山の上まで訪ねてきたのですから、診てあげないと。それにしても、このお医者さんも、高齢での山奥の暮らし、大変なことでしょう。
 「彼女らに向かない職業」 ブラックなオチ。近未来が見えるナースは、落語の『死神』みたいですね。江戸時代だったら、名医になれたかも。
 「ダメ。ゼッタイ。」 今週のベスト。天国と地獄。このうえなくブラックです。
 「もうあっち住んじゃえよ」 ちょっと矛盾が。完治を知らせる手紙は、何語で書いてあったんでしょう。中国語? 漢文? それとも、ひらがなを書くことだけはできるのか?でも、それだと、読めないことに気づいちゃうなあ。
 「なにせ木影なので」 2コマ目の段階で手遅れ。目印って、ベンチの色は何色だったんでしょう。
 「ケアフル球児」 日焼けしやすいバッターは、プロに進めば、ナイター専門で活躍できそうです。


『ケモチャ新聞』
 けものとチャットOVA化だそうで。アニメを知らないみずしな先生が原画をやること、経験の無い女性を中心としたキャストが、主役級である猫たち(オスが多い)の声優をやること、などが不安要因かな。
 実際、97ページの原画でも、左右の腕の長さが全然違いますし。クオリティーは期待できないですね。


『ほんわかぱっぱ』 古川紀子
 おばあちゃんとの大衆食堂に、かけがえのない思い入れを持っていたわかばちゃん。人情話。それでいて、「いつでもどうぞ」の4コマ目のわかばちゃんが、あまりやる気なさそうに見えるのが、味になっています。 
 次号より、しばらく休載とのこと。また戻ってくるのを待っています。


シュレディンガーの妻は元気か』 中島沙帆子
 「それを言っちゃあ」 修平のTシャツ、「50%VO2max」ですが、VO2maxとは、最大酸素摂取量(単位時間当たりに組織が酸素を取り込む最大の量)のことで、持久力の評価に使うようです。50%VO2maxは、持久運動の強度を示す目安だそうです。
 「絶対だめ」 霊は存在するとしないとも証明されていないから、態度を保留する、というのはちょっと納得できません。そうすると、目が29個で鼻が5個で口が32個の生物も、存在するともしないとも証明できないから、いるかいないか分からないのでしょうか。むしろ、人間が勝手に想像した存在が、そのままの姿で実在する可能性は、極めて低い、と想定するのが正しい態度ではないでしょうか。霊にしろ、神にしろ、人間が勝手に想像したものですよね。
 「長訓読み選手権」 長訓読み選手権のページは、こちらですね。理系の修平が、文系にも強いところを見せました。
 「ドーン・オブ・ザ・ちかちゃん」 ゾンビやエイリアンと戦うのは、アメリカの文化ですね。日本には、なかなかゾンビは攻めて来ませんから。火葬文化だし。そのかわり、日本には、怪獣が攻めてくるという文化がありますけど。このへんは、単純に、映画の好みとビジネスモデルの問題なのでしょうが。
 「ちかちゃんクロニクル」 ちかちゃんと一緒なら、何でも楽しいですね。


『もしもしぐま』 梶原あや
 「ぐまちゃんの金属」「もう一丁」 なんてアナーキーな。


『さかな&ねこ』 森井ケンシロウ
 「水着ってそんな簡単に取れるモノなのだろうか」 『うちの姉様』に言っているみたいです。


『おかんとみっぴー』 るうの
 「そこかよ」 3コマ目の絵日記の文章、ちょっと寂しいです。環境教育も良し悪しですね。


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